
MSの2026年6月期第4四半期決算にも簡単に触れますが。
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[当ブログ: [決算]ソニーグループの2027年3月期第1四半期決算は増収の大幅増益、ゲーム事業は売上高横這いも大きく増益し通期見通しも上方修正
/ [決算]任天堂、2027年3月期第1四半期決算は減収の大幅増益。Nintendo Switch 2の販売(出荷)台数が前期比200万台減で原価大幅減
/ [決算]Microsoft、2026年6月期第4四半期決算は増収増益。も、Xbox(ゲーム)事業はコンテンツ&サービス、ハード共に減収]
というわけで2027年3月期第1四半期(2026年4-6月)の各プラットフォーマー決算が出揃いましたが。

ソニーグループのゲーム&ネットワークサービス分野(SIEのPSプラットフォーム、以下PS)は売上高が9371億円に対し営業利益が2020億円。

一方、任天堂はゲーム専用機売上高が4830.09億円とPSには1.94倍差を付けられています。
ゲーム専用機単体の営業利益は不明ですが、

全体の営業利益は1425億円でPSに敗北を喫する結果に。
PSの方は営業利益のプラス要因に米関税の還付が挙げられているのでソニーガーというモンもいたモンですが、任天堂様の決算では約3億ドル…現在の為替レートでも約474億円程度の米関税還付を原価の打ち消しに使っているとバレてしまったので、それを差っ引いたらギリ“任天堂らしい利益水準”を割り込んでるんですよね。
MSのゲーム事業については開示されているデータが少ないのですが、前年同期の推移から推定するとおよそ50億ドル程度…期中平均レートの1ドル159.38円で換算すると7947億円くらいですね。
なので任天堂よりは遙かに大きいのですがPSよりは小さいという事になります。
より細かい指標を見ていくと、

PSはハードウェア売上高(周辺機器は別)が1383億円のその他(周辺機器含む)が636億円、ソフト売上高が5266億円でネットワークサービス売上高が2086億円、任天堂式ソフトウェア売上高(ネットワークサービス込み)は7352億円となります。
PS5販売(出荷)台数は160万台、ソフト販売(フィジカル版は出荷)本数は6610万本でデジタル本数比率は82%。
デジタル売上高比率はフルゲーム(買い切り型ソフト本体)のみに限定した場合で90.4%、任天堂式だと97.2%。


対して任天堂はハード売上高比率が55.3%なので2671億円、ソフト売上高が2159億円。
ハード売上高はそこまで大きな差はなく、ソフト売上高は3.4倍差。

任ッ2の販売(出荷)台数は382万台、ソフトの販売(出荷)本数は任ッ2が946万本、任ッチが3381万本で合わせて4327万本。
ソフト販売本数でもトモコレ大ヒットとアピールしている割にはPSに普通に負けていますね。
フィジカル版ソフトの売上高はデジタル売上高を差し引きして832億円、デジタル売上高におけるパッケージ併売ソフト売上高比率は63.3%なので約840億円、合わせて1672億円程度ですね。
そして任天堂の自社ソフト売上高比率は82.6%なので1783億円程度…
なんとフルゲーム売上高を上回ってしまいました。
といってもここにはネットワークサービス(Nintendo Switch Online)の分が含まれていないとはいえ、その他のデジタル専売ソフトや追加コンテンツ売上高が含まれているわけですが、それら全部を引っくるめても486億円ですからね。
サードの生存空間は殆ど残されていないのではないでしょうか。
任天堂Sugeeeee。
あとPSの補足資料における注釈3、
Digital Software is revenue from full game downloads of both first and third party titles sold via the PlayStation™Store, which is recognized on a gross basis at the retail transaction price.
をもってグロスニシが活性化しているとは言うのですが、その一ヶ月前に出た有価証券報告書においては
[ソニーグループ: 有価証券報告書(2025年度)](pdf)
ゲーム&ネットワークサービス(以下「G&NS」)分野においては、ハードウェア、周辺機器及びソフトウェアディスクからの収益は、小売事業者又は販売業者へ支配を移転することによって履行義務を充足した時に、予想される返品、セールス・インセンティブ及び広告協賛金が控除された後の純額で認識されます。開発・販売事業者へのプラットフォームライセンスからの収益は、ソフトウェアディスクが引き渡された時に認識されます。また、ソニーの知的財産を使用する権利を与えるデジタルゲームコンテンツからの収益は、オンラインプラットフォームを通じたデジタルコンテンツがライセンシーによって使用可能になった時に、予想されるセールス・インセンティブ及びクレジットカード会社への支払いが控除された後の純額で認識されます。将来にコンテンツを利用可能にする履行義務などの複数の履行義務に関連するデジタルゲームコンテンツからの収益は、市場において観察可能な独立販売価格もしくはソニーの最善の見積りである独立販売価格にもとづき各履行義務に配分されます。サブスクリプション方式による収益は、その加入契約期間に応じて認識されます。
(154頁、太字タグは当ブログによる)
と書いてあるのでそちらに重きを置いています。
これが来年変わってたら問題ではあるんですけど、仮に変わったとしてそもそも任天堂プラットフォームは元より収益の殆どを占める自社ソフトがグロス計上、MSは新作タイトルが碌に売れずにゲーパスの売上高に置き換わっているのでほぼグロス計上みたいなもの、というのがあるので想定される倍率こそ変われど任天堂がボロ負けしている現実(現実)はそのまんまであると言えますし。
大体世界で任天堂ハードで任天堂ソフト以外が売れている例というのが存在しないですしね、任天堂決算ですら全然売れていないのだからもうどうしようもないでしょう。
というわけで今期第1四半期決算もPSが圧勝してしまいましたが、今後海外での任ッ2値上げを控えている任天堂はどうなってしまうのでしょうか。

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