
極めて任天堂らしい歪んだ見方ですが、事業説明会の資料において一カ所フルゲームと追加コンテンツの比率について出なくなった部分はあるんですけどね。
ただしそれがゲームソフトが売れていないことを示す物では無いという任天堂らしさ。
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先にソフトが売れていないという話にはならない、という所から説明しましょうか。
[ソニーグループ: 2018年度第4四半期連結業績補足資料 / 2024年度第4四半期連結業績補足資料](pdf)
年度(FY)といった場合に始まった時点の年と終わる時点の年のどちらを選ぶかは会社によって違うので、当ブログで記事を書く場合はxxxx年y月期に基本表記を統一していますが、ソニーグループの場合は始まる時点。

で、昨期とPS4の発売時から同時期に当たるのはFY17(2018年3月期)な訳ですが、この時点のフィジカル版売上高は1578.97億円でデジタル本数比率は32%、販売本数は246.9百万本。
ちなみに翌年度の資料を持ってきたのは、ソフトウェアの売上高がフィジカル版とそれ以外で分離されたのがこの時からだからですね。
デジタル売上高がソフト本体と追加コンテンツで分けられたのは更に後の事となります。

そして昨期、FY24(2025年3月期)ですが、フィジカル版ソフトの売上高は1211.59億円と減っている物のデジタル本数比率は76%で販売本数は303.3百万本。
もうこの時点でソフトも今の方が売れている事が分かるんですよね。
期中平均レートは円ドルが110.9円/ドルから152.5円/ドルまで大幅な円安となっていますが、それを考慮に入れても今の方がソフトが売れていることに変わりはないと言えるでしょう。
で今回、ゲハで
via ■■速報@ゲーハー板 ver.65109■■
ID:GatYICG/0
他所のスレでPSはフルゲーム売上が減ってるから2024年の同時期にはちゃんと出してたフルゲームの割合を2025の同時期に出さなくなったってみたけど本当?(´・ω・`)
こんな事を書いている人がいたと。
実際どこにいたのかは知りませんけど、ニシくんなら切り抜きで印象操作しそうな部分ではあります。
なお要領を得ない問いかけだったため返信も曖昧な物となっているので当該レスに対する反応は略。
[ソニーグループ: 2024年5月30,31日 2024年度 事業説明会 ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野 プレゼンテーション資料 / 2025年6月13日 事業プレゼンテーション及びFireside Chat 2025 ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野 プレゼンテーション資料](pdf)
一応切り取り方によってはそうとも言える部分はあるのですが。
該当するのは発売以来の一台あたり売上高の部分なのですが、

これが2024年3月期のもので、

こちらが2025年3月期のもの。
PS5の1台あたり売上高は731ドルから846ドルに増加し、これがPS4の同時期比で26%程度上回っている事に変わりはないです。
なので、PS51台あたりのフルゲーム売上高自体はやや下落傾向にあるかもしれませんけど、これはPS+のゲームカタログ導入による部分もあるでしょうしPS5ユーザーがゲームを遊ばない事を意味している物では無いと思いますよ。
ゲーパスみたいに新作が全然売れなくなるようだと大問題ではあるのですが。
そもそもゲームで遊んでないなら追加コンテンツが売れる事もありませんし。
[当ブログ: [決算カン]SIEと任天堂の2025年3月期決算、売上高で4.3倍差を付けSIEが圧勝。ソフト売上高に至っては5.2倍もの差に]
そしてその結果がこの差である。
ニシくんが幾ら“PS5はソフトが売れてないんだガー、ソースは聖典ファミ通ランキング!!”とか言い張ってみた所で現実(現実)は厳しいものですよね。
任天堂Sugeeeee。

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