
概ね第3四半期決算発表時点の予想通りになりがちなのですが、順調な結果となったようですね。
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[ソニーグループ: 2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) / 説明会資料 / 補足資料](pdf)
ソニーグループ全体の業績は売上高が前期比0.5%減の12兆9570.64億円、営業利益が16.4%増の1兆4071.63億円、純利益が18.3%増の1兆1598.87億円と売上高は横這いも増益。
今期の通期業績予想は売上高が2.9%減の11.7兆円となるも、営業利益は1.28兆円と昨期並みの水準を維持すると予想。
売上高1.4兆円から1.28兆円で横這いとなっているのは、金融事業がソニーグループとしての非継続事業に分類されることになるからです。
ソニーフィナンシャルグループ株式会社のスピンオフでは同社株の八割以上を現物配分としてソニーグループ株主に分配し、ソニーグループの持ち分は二割程度となる事から決算に含まれなくなるという寸法ですね。

2024年度の業績は金融分野を除くと増収増益に。

ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野(SIEが管掌するPSプラットフォーム)が稼ぎ頭で増収増益、その他音楽分野とイメージング&センシング・ソリューション分野も増収増益、映画分野とエンタテインメント・テクノロジー&サービス分野が横這いですね。

G&NS分野は好調ですね、昨期は自社制作ゲームソフトウェアの販売が少なめでしたが、今期は自社制作ゲームソフトウェアの販売増加も見込んでいるそうで…デススト2と羊蹄以外にも何かあるのでしょうか。

音楽分野は音楽のストリーミングが増収要因として挙げられていますね、アニプレのゲームについては特に言及無し。

昨期のG&NS分野における研究開発費は前期比で微減程度となった模様。
ちなみにこれ、2791.72億円というのは任天堂の同期間における研究開発費1437億円の概ね倍程度です。
逆に任天堂は何にそんな金を使ってるんだという話ですが、ご円とかも“研究開発費”っぽいんですよねあそこ…
一昨期の第2四半期に1兆円近いんだガーとかニシくんが言っていた棚卸資産は徐々に減少、昨期末時点では3019億円まで減少しています。
逆に年度末~初めの品切れが海外で少し見られているようなので、もうちょっと在庫は増やしても良いような気がしますが。

G&NS分野の詳細はこんな感じで、通期では増収、第4四半期単独だとハードの大幅減収が響いてやや減収となっていますね。
ソフトとネットワークサービス、その他周辺機器については何れも増収、PSプラットフォーム外での売上はやや減少していますか。
デジタル比率については第4四半期に本数比率が八割に達し、通期でも76%に。
デジタル売上高比率は95.2%。
任天堂と同じ基準(ネットワークサービス込み)では96.2%に達します。
PS5本体の販売(出荷)は第4四半期に280万台と結構減っていますが、通期では1850万台と計画通りの進捗ですかね。
累計販売(出荷)台数は7770万台に。
ソフト販売本数は前期比でも増加し、通期3億とんで330万本に。
ファーストパーティタイトル販売本数は2890万本で前期比だと下がっていますが、全く存在感が無いという話には程遠いですね。
月間アクティブユーザ(MAU)数は第4四半期に1.24億人と前年同期を上回るMAUを達成。
これで昨期は第1-4四半期の全てで前年同期を上回った事になります。
Bloombergのアホ辺りがまた前期比で500万人減ってるんだガーとか言い出す可能性…?

音楽分野のより細かい売上高内訳も出ていました。
ビジュアルメディア&プラットフォーム(アニプレックス)のゲームに関しては通期で前期比減少。
スマゲの運営が多い割には期毎の売上高にムラがありますね…やっぱり任ハードの呪いでしょうか。
という事でソニーグループのゲーム事業は順調ですね。
ハードのコストダウンが進まず値下げが出来ないどころかインフレやら関税やら為替やらで値上がりする場合もある中でどうPS5を拡販していくかという課題はありますが。
ゲーム機の世代がより長くなる可能性もありそう?

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オールラウンダーなPS5は明確な弱点のあったPS4より更に寿命長くなるんじゃないかと思ってます