
…というのは先立つ2月に発表済みな訳ですけど。
スポンサーリンク
[コーエーテクモHD: 令和7年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明会資料 / 決算データ集 / 業績予想と実績の差異及び配当予想の修正に関するお知らせ](pdf)
コーエーテクモHDの昨期通期決算は売上高が前期比1.7%減の831.5億円、営業利益が12.7%増の321.19億円、経常利益が9.3%増の499.88億円、純利益が11.4%増の376.28億円とやや減収も増益を達成。
これは昨期の期初予想だった売上高900億円、営業利益300億円という予想に対し売上高は下回る一方で営業利益は上回る結果となりましたが、これについては
(2)差異が生じた理由
売上高において、パッケージゲームでは9タイトルを発売し、オンライン・モバイルゲームでは既存の自社運営・許諾タイトルが中心となりました。自社パブリッシングの新作タイトルが増加し、バックカタログ等のダウンロード販売が伸長しました。加えて、運営タイトルのコスト削減を進めたこと等により、前年度を上回る営業利益を達成しました。また、金融市場を注視しながら機動的な運用を行ったことで、営業外収支、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高となりました。
…と説明されています。
今期の業績予想は前半期が売上高300億円の営業利益50億円と減収の大幅減益予想ですが、通期については売上高920億円の営業利益310億円と増収のやや減益予想となっています。
任ッ2向けのロンチタイトルは売上面だと期待されていないみたいですね、当然と言えば当然ですが。
ゲーム事業に関しては、
エンタテインメント事業 売上高780億78百万円 セグメント利益314億79百万円
「シブサワ・コウ」ブランドでは、10月に『三國志8 REMAKE』、3月に『Winning Post 10 2025』を発売しました。スマートフォンタイトルでは、『三國志 覇道』『信長の野望 覇道』が収益に貢献しました。
「ω-Force」ブランドでは、「真・三國無双」シリーズの最新作『真・三國無双 ORIGINS』とローグライト無双アクション『無双アビス』(PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox Series X|S 、Windows(Steam)用)を発売しました。『真・三國無双 ORIGINS』は全世界累計出荷本数が100万本、体験版が200万ダウンロードを突破しました。
「Team NINJA」ブランドでは、2月に『NINJA GAIDEN 2』のリマスタータイトル『NINJA GAIDEN 2 Black』(PS5、Xbox Series X|S、Xbox Game Pass、Windows(MS Store、Steam)用)、3月にイマーシブ恋愛アドベンチャー『Venus Vacation PRISM - DEAD OR ALIVE Xtreme -』(PS5、PS4、Windows(Steam)、DMM GAMES用)の2タイトルを発売しました。また、『Rise of the Ronin』のWindows(Steam)版を3月に配信開始しました。
「ガスト」ブランドでは、12月に『FAIRY TAIL2』を発売しました。3月には「アトリエ」シリーズの新タイトル『ユミアのアトリエ~追憶の錬金術士と幻創の地~』を発売し、シリーズ最速で世界累計出荷30万本を突破しました。
「ルビーパーティー」ブランドでは、ネオロマンス30 周年を記念したイベント『ネオロマンス30th Anniversary ~アンジェリーク&遙かなる時空の中で~』を1月に開催しました。
「midas」ブランドでは、位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』でコラボご当地イベント、ゲーム内キャンペーン、1.5周年を記念した施策等を実施しました。
「AAAスタジオ」では、新規タイトル『ゼルダ無双 封印戦記』(Nintendo Switch 2 用)(※)の開発に注力しました。
IP事業においては、『三国志・戦略版』(国内では『三國志真戦』)が引き続き収益に寄与しました。
※ 『ゼルダ無双 封印戦記』の海外における発売元は任天堂株式会社です。
という具合にそんなに変わってないですね、発売いたしました。で終わってるタイトルは鳴かず飛ばずだったものか。
逆に国内のゼルダ無双はコエテク販売なんだ?と思う所ですが、これは少しでもファースト売上高比率の見かけを下げたい任天堂様の苦肉の策なんでしょうね。

地域別売上高は日亜地域が減収となる一方で北米での増収が目立つ結果に。

ゲーム事業内の売上高はこんな感じで、自社販売ソフトが増えた分デジタル売上高の増加が著しいですね。
見かけ上デジタル売上高比率が低めにも見えますが、これはコーエーテクモが受託タイトル等の売上高を“パッケージ等”に計上しているためです。
なので任天無双やRise of the RoninのPS5版といった他社がパブリッシングしているタイトルの分がこちらに計上されているわけですね。
あとスマ周りの売上が顕著に減少していますね…三國志やらの海外スマブーストはそろそろ終わりそう?

地域別販売本数はこんな具合に亜細亜地域での増加が目立つ結果に。
地域別売上高の傾向とは結構ズレがありますが、アジアでは何が(セールか何かで?)売れているのでしょうか。
デジタル本数比率は前期の七割程度から八割弱まで増加しているようです。

第3次中期経営計画が昨期で終了するも目標は未達、ただ利益水準は高かったと。

内訳を見ると“500万本級タイトル”2本発売も未達、毎期200万本級も割と未達?スマの月商20億円も未達と未達が多いですね。
Ronin以外にWo LongとWild Heartsのどちらが“500万本級”だったのかは少し気になりますが…



そして、今期から3期にわたる第4次中期経営計画は基礎作りに費やすとしており、あまり規模は追わないようです。
というか“世界No.1へ”ってEAやTake-Twoとか騰訊に網易、MSとか任天堂、SIEといった辺りも上回るつもり…?

ソフト開発計画は前中期計画と同程度の本数となっているようです。
AAAスタジオの初作がゼルダ無双でいきなりずっこけたんですが、“大型”タイトルは大丈夫なんですかね。

株主の皆様への高い利益還元にコミット。
ちなみに株式の市場流通比率が32%とかで上場を続ける基準を下回っているそうですが…

今期は日亜地域がやや減少するも欧米における販売本数が大幅増となる計画だとか。
ゼルダ無双以外に何かあるんですかね…
デジタル本数比率の予想が50%まで下がっている(パブリッシャがコエテク以外でもデジタル本数比率は普通に計上されている≒皮算用に占める任天堂プラットフォームの比率が高い)辺り、あまり期待できそうにありませんが。

現時点で発表済みの今期大型タイトルはニンジャガ4とゼルダ無双。
前者がMS、後者が任天堂(海外)でパブリッシャって。

前中期計画における販売本数の推移を見ると、デジタル比率はタイミングによって変動はある物の全体的には漸増する傾向だった訳ですが。
ここから今期のデジタル本数比率は50%になる予想で~す、って任天堂ハードどんだけデジタル比率低いんですか。
任天堂Sugeeeee。
というのはさておき、全体的な経営はまあ順調ですね…今期のゼルダ無双にかかる期待の比率が高そうな所だとか不安材料はありますけど。

・PlayStation 5 Pro(CFI-7000B01) (Amazon)
.
アビスは買ってやったけど、変わらん景色でやる事同じなので、グラもまあ良くはないで精神が耐えられなかった
クソゲーでは無いけど