
色々出ていたようですね。
スポンサーリンク
[AV Watch: 【西田宗千佳のRandomTracking】元SIE・吉田修平氏が語る「ゲーム業界の30年」 その2:ゲームはこれからどう変わっていくのか]
後編はPS4/PSVita以降と今後の話がメインとなっていますね。
個人的にピックアップするなら、
・平井氏がSCE(当時)が社長になってから日本に帰ってきてくれと言われた、PS4とPSVitaをゲーム制作側と協力して作るために
・ゲームスタジオもハード開発側も一番良い物を作りたいという気持ちでやっている、今後も良いハードを作っていくと思う
・PS3まではハード開発が一通り済んだ段階で情報が公開されていた、ファーストとサードのトップには同時に
・PS4で設けられたシェア釦を提案したのはゲーム開発側で、ハードに近いドライバ開発もスタジオでやった
・Mark Cerny氏を(PS4/PSVita以降の)リードアーキテクトとして引き込むことを提案し、CTOの茶谷氏との橋渡しをしたのは吉田氏
・Cerny氏は当時もゲームを開発していたので、ハード開発に関わるのはこれくらい、ゲーム開発にはこれくらいという調節も受け持った
・Cerny氏が入って最初にやったのはPSVitaのSoCを変えることで、それまでのものは性能不足と評価され変更へ
・PSVRに関しては、VRはビジネスで使われるようになって来ている物の可能性を伸ばしきれなかった所はある
・当時もどうなるか分からないとは思っていたが、面白いので「やらない」という判断はないだろうと、ハード・ソフトのチームも思った
・VRの問題として伝えづらいのが厳しかったのでは
・今後も良くなっていくのでいつか幅広く普及すると今でも思っている
・が、当時思っていたよりも長くかかると
・ゲームの開発規模(≒開発費)増大が続いてきたが、そろそろ本当に抑えないといけないという方向に向かっているのでは
・プラットフォーム側は負担が増えないようにしようとするが、出来る事が増えるとクリエイターはやっちゃう
・かかるコストとプレイ時間などのバランスも考える必要がありそう
・PS4からPS5では単純なグラフィックの改善などではなく、ロードの高速化という新しいバリューを持ち込んだ
・PS5からPS5Proでレイトレーシングなどの性能は上がったがその違いは分かりづらい
・今後は最高のグラフィックを求める人向けにそれを提供する必要はあるが、広いユーザーに受け続けるために考え方を変える必要があるとも思う
・その為により若いトップへと世代交代をしたのが今だったのは良いタイミングだったと思う
・インディゲームに関する仕事は今後も続けていく
・プラットフォームの縛りもなくなったことでやれる事の幅も広がるのでは
といった話をされていましたね、今後の話については上記だと大幅に省略していますが、インタビュー中ではかなり長く語っています。
ちなみに今後のゲーム機に関する展望についてはニシくんが例によって…これについては別記事にした方が良いですかね。
吉田:これまでのPlayStationのDNAは、久夛良木さんの時代から続く「最先端のグラフィックス」のような価値で引っ張ってきました。ユーザーさんも、そういうものをPlayStationのゲームだと期待しておられました。
しかし、そろそろ考え直さなきゃいけない時に来ているはずなんですよ。
もちろん、(グラフィックのクオリティで)てっぺんを求める方に、それを提供する必要はあると思います。
ですが、広い意味でのユーザーさんにウケ続けるためには、当然考え方を変えなきゃいけない。
その時には、やっぱり若い世代が望ましい。PS1からずっとやってきた。ジム・ライアンや我々の世代じゃない。西野さんはまだ40代。彼らのチームがどんなことをこれからやってくれるのか、期待しています。
取り敢えず当該部分を引用しますが、上で要約した通り今後も高性能路線は続けていくがそれとは別のバリューも取り入れていく必要が出てくるだろう、という話ですよ。
PSVitaは3DSアンバサテロを食らってあまり売れなかったというのがありますが、携帯機はあった方が良いと思ってるんですけどね、未だに。
任天堂はそれで赤字突入&人を呪わば穴二つでかWiiUまで死んで据置機から撤退する羽目になったとはいえ、未だ携帯機市場を取っている事で悪影響を及ぼし続けていますし。

・PlayStation 5 Pro(CFI-7000B01) (Amazon)
.
これつまり「他プラットフォームに出てもPS側に隔意ないですよ」という意味の他に「他プラットフォーム褒めても全然揺るがない地位を築いた」という自信の現れ、と思った事である。