PSプラットフォームにしても既存市場におけるPS4からPS5への移行がゆっくりとした物になっているといった課題はある訳ですが、他がもっと上手く行っていないようですね。
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[VGC: Physical video game sales collapsed in the UK last year]
GamesIndustry.bizを辞したChristopher Dring氏がフリーで書いたと思しき記事がこちら。
GfKとGSDのデータを合わせて書かれた物ですが、2024年の英国におけるゲームソフト売上は全体では4.4%減と微減した物の、フィジカル版の売上高は前年比で35%近く減少、2/3になるという悲惨な結果に。
またゲーム機のデジタル売上高にしても15%減と大きく落ち込んだようですが、契約型サービスの売上高は12%増となったとのことで、即効性ゲーパス毒が効いた結果が大きい物と思われます。
フィジカル版の落ち込みがそれほど影響していないように見える事に関しては、FC25は290万本を販売した物のその八割がデジタルだったという話でも分かりますね。
任ッチ版がフィジカル版では割と売れていると言ってみた所で全体に与える影響は軽微。
[Install Base Forum: Industry Q&A | Christopher Dring answers your questions]
で、海外売りスレ掲示板で実施された質疑の答えがこちら。
米Circana(旧NPD)のMat Piscatella氏と違ってアナリストではなく、集計会社のGfKやGSDから情報を貰っている立場のあくまで編集者だとしていますが、それなりに興味深い話も出ていました。
まずはEMEAA地域の従来主要市場については、南アフリカの市場はここ5年でかなり成長しただとか、ロシアを除く東欧…ウクライナやルーマニア、クロアチア、ブルガリア地域ではここ2年でゲーム機市場の売上高が倍増し、当然のようにPlayStationが支配的だとか。
英国市場については傾向的に米国に近く、他の欧州各国よりも比較的Xboxが強いが任天堂がやや弱めといった話も。
PlayStationが市場を支配している状況には変わりありませんが。
ゲーパスにゲームをぶち込むことの弊害については、一般的に初動の八割程度が失われていると見ているとか。
Hellblade2は順位が低く、インディ・ジョーンズやStarfieldも売上が低かったと。
欧州の主要なゲーム市場がある国、英仏独に関しては何れでもPlayStationとFCシリーズが大人気という事は変わらないにしても、英国はXboxが結構人気、仏蘭西は逆に任天堂ハードの人気が高く、独逸はPCの存在感が大きいと。
他には英だと任ッチはPS4に追いつけず終いになりそうだとか、XSX|SはPSVitaやWiiU、GC、サターンよりは売れているとか。
等々といった所でしょうか。
PS4からPS5へ移行しない人がまだまだいる件については、ゲーム機の価格が高いなら携帯機が存在すれば助けになるだろうみたいにも書いているんですけど、これは携帯機は安くて当然という考えがある故ですよね、任ッチ後継機の性能を上げようにもこの辺が障碍と成り得るでしょうか、他にも任天堂らしい利益水準とか色々ありますけど。
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