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 何の事?と思ったらこれだったんですよね。
 1四半期おきの推移なら毎度の決算説明資料に載ってるでしょ…と。

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via ■■速報@ゲーハー板 ver.63809■■

 一応この辺の説明も改めてしておいた方が良いですかね。

[任天堂: 2025年3⽉期第2四半期決算説明資料 / 決算説明会兼経営方針説明会(スピーチ原稿)](pdf)
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 経営方針説明会でデジタル売上高が大きく伸びているという話が出ていた訳ですが、この数字自体は決算説明資料でも毎度出ていた物を年度毎にまとめた物です。

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 例えばFY24(2024年3月期)であればデジタル売上高が4433億円でその売上高比率が50.2%、フィジカル版併売デジタルソフト(がデジタル売上高に占める)比率が51.5%という事で、概算するとデジタル売上高比率はおよそ34.1%となる訳ですが。
 ただ、これがそのまんま本数比率に適用できるかというとそうではないんですよね。

 何故なら任天堂の“会計基準”とやらが

※ デジタル売上⾼の計上は原則として、⾃社ソフトウェアはグロスで計上(総額表⽰)し、他社ソフトウェアはネットで売上計上(純額表⽰)しています。他社ソフトウェアはソフトメーカー様等との契約に基づき当社が受け取る販売⼿数料を売上として認識し、計上しています。

 なので。

 元よりメディアの生産や流通コスト、小売りの取り分が必要無いデジタルソフトの方が通常は1本あたりの売上高が大きくなる物なのに、任天堂は更にそれを“グロスで計上”しているという。
 ついでに、

[当ブログ: [説明カン]任天堂、2025年3月期第2四半期の経営方針説明会でNintendo Switch Online加入者減を明らかに。ついでに昨期の真の任ファースト比率は92%超か]

 こういう話(その他のデジタル売上高のおよそ半分をNintendo Switch Onlineが占めている、であれば実際のソフト売上高に占める任比率は…)もあるので、デジタル本数比率自体はせいぜい二割かそこらだろうなと見ています。

 で、このデジタル売上高比率を新発見みたいに騒いでいる任掲示板があったらしい、と。

Switch packaged games’ physical to digital sales ratio was 2:1 in FY24
[Famiboards]

 これ海外だとどういう扱いになっているのでしょうね、ニシ団の間では意外と高いみたいな扱いになっているのでしょうか。

[当ブログ: [決算カン]2025年3月期第2四半期累計でもSIEのPS関連事業が任天堂に売上高で4倍差を付け圧勝、利益も上回る。ソフト&サービスは約5倍差に]

 ちなみに任天堂と同じ基準でデジタル売上高比率を出すと今期の上期は96.1%となるソニーグループのゲーム&ネットワークサービス分野(SIEのPSプラットフォーム)ですが、フルゲームのみに限ってもデジタル売上高比率は上と同期間(2024年3月期)において82.5%、デジタル販売本数比率は70%とまさに段違い。

 このような状況で今時フィジカル版しか集計していない聖典ファミ通ランキングを見て任天堂様が圧勝している、と騒ぐニシくんも滑稽なモンですね。

 任天堂Sugeeeee。

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