月間アクティブユーザ数も高い水準を維持しているようです。
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[ソニーグループ: 2025年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) / 決算説明会資料 / 補足資料](pdf)
ソニーグループの今期第1四半期決算は、売上高が前年同期比1.6%増の3兆とんで116.49億円、営業利益が10.3%増の2791.06億円、純利益が8.2%増の2358.28億円とやや増収の増益を達成。
主たる増収増益要因はゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野、I&SS分野、音楽分野の増収増益となっているようです。
増収増益については為替の影響も大きいようなのですが、G&NS分野の増益に関してはあまり為替が関係していないようですね、元々円安になってもむしろ利益に悪影響が出る場合すらありましたし。
また通期業績の見通しも期初より上方修正され、その要因にもG&NS分野が大きく関わってきています。
G&NS分野は売上高が前年同期比12%増の8649億円、営業利益が33%増の652億円と大幅な増益を達成。
調整後OIBDAの方は売上高に対する比率が一割を超えていますね。
要因としてはソフトウェア販売が好調でネットワークサービスも増収、PS5周辺機器の販売増…これに関してはPSPortalが想定より売れているという事でしょうか。
音楽分野では特にはゲーム関連の言及無し…というか、補足資料のこちら(Music分野のVisual Media & Platform)を見るに普通に減収していますね。
スマゲのサ終に加えて家庭用ゲームを出したかと思えば任(時限)独占…まあ音楽分野のゲーム関連ってSCE(当時)が立ち上がる前からやる気がなかったようですし、昔も今も門外漢のままという事なのかもしれません。
ニシくんがこのところご執心の棚卸資産は前期末比べやや増加に転じていますが、前年同期と比すると大分少なくなっています。
新型PS5の発売を控えていた頃と比べるのも何ですが、本当にPS5Proとか出るんですかね。
G&NS分野…SIEが管掌するPlayStation関連ビジネスの細かな内訳がこんな感じですが。
PS5本体の第1四半期における販売(出荷)は240万台に止まり、ハードウェア売上高は減収となっています。
ちなみにPS5本体の累計販売(出荷)台数は6160万台と6000万台を突破。
ここで販売ペースが落ちたのは前期末の出荷分がやや市場に残っているからではないかと思われますが。
一方、ゲームソフト売上高は前年同期比で二割近く増加。
フルゲームソフトウェア(買い切り型タイトル)の販売本数は前年同期比で5360万本とやや減少、ファーストの販売本数も600万本とやや減少していますが、それを補って余りある追加コンテンツ売上でカバーしていますね。
今年の第1四半期は前年同期に比べて大型タイトルの発売が少なかった分、色々基本無料の運営型タイトルが売れていたという事なのでしょう。
追記:そういえばこのタイミングだと「ELDEN RING」の大型DLC「Shadow of the Erdtree」の影響も結構ありそうですね、コメントありがとうございます。
説明会資料の増収要因には自社制作ソフトの販売増~とありましたが、それに関しては“Other Software”(PSプラ以外におけるSIEソフトの売上高)が倍ほどに増えている影響が、という事でしょうか。
「Ghost of Tsushima」のPC版発売が大きそうですが、このようにPC勢とか年単位で待たせておいても問題無いんですよね。
そして、やや販売本数が減った分もあるのかデジタル本数比率は80%に達しています。
フルゲームソフトウェアのデジタル売上高比率は87.3%という所ですね。
このように普通は本数比率より売上高比率の方が高くなりやすいのですが…
これが逆転している場合、デジタル分はより安値で売り捌いているという事でもあります。
また、ネットワークサービス売上高も前年同期比で大きく増加。
これに関しては何が要因でしょうか、PS+の構成がより遊び放題サービス付のエクストラ以上に寄ったのもありそうです。
月間アクティブユーザ数は前期末よりやや減少も、前年同期比では増加して1.16億人と。
といった所で順調ですね。
PS5の販売には何かしら梃子入れした方が良いかもしれませんけど、それが先に米国で50ドル引きだったりした施策という事なのかもしれません。
・PlayStation 5(CFI-2000A01) (Amazon)
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