ゲーム関連だとMMO…ほぼ全部FFXIVのところが底堅いようです。
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[スクウェア・エニックスHD: 2025年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明会資料](pdf)
スクエニの今期第1四半期決算は売上高が前年同期比で18.4%減の699.15億円、営業利益が250.1%増の108.44億円、経常利益が66.7%増の152.97億円、純利益が68.6%増の106.2億円と、減収するも大幅増益を達成。
営業外収益として49億円程度の為替差益が計上されています。
主力のデジタルエンタテインメント事業(家庭用/MMO/スマゲーム)はというと、
○デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。
当第1四半期連結累計期間のHD(High-Definition)ゲームにおいては、「FINAL FANTASY XVI」、「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」等を発売した前年と比較して、新作タイトルからの売上が減少したことにより、前年同期比で減収となりました。一方で、開発費の償却負担や広告宣伝費が前年から減少したこと等により、黒字転換となりました。
MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)は、前年同期比で増収増益となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、既存タイトルの弱含み等により前年同期比で減収となったものの、運営にかかる費用の最適化により増益となりました。
当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は43,905百万円(前年同期比29.6%減)となり、営業利益は9,771百万円(前年同期比255.9%増)となりました。
…と説明されており、売上高は三割減なのですが大幅増益を達成。
といっても経費を削っているだけでは先がないわけですが…昨年のFFXVI等発売による費用計上というのも一時的なものですしね。
この他AM事業は増収するも営業利益は微増、出版事業は増収増益、ライツ・プロパティ事業はやや減収も増益と。
あんまりHDじゃないゲームも混ざっているHDゲーム(主としてゲーム専用機向けの買い切り型タイトル)は売上高が半分足らずとなるもやや営業利益を出す結果に。
ただ、現状からするとFFXVIとFFVIIリバースがあった昨期と比較した場合には今期はあまり期待できるタイトルがなさそうですね…
TGS辺りでなにかしら追加発表があるかもしれませんが、大型タイトルはなさそうですし。
MMOはFFXIVの拡張パッケージ発売直前ですが(黄金のレガシーは7月発売)、増収増益を達成。
一応DQXオンラインも並べられていますが、とんでもない差が付いていそうですね。
スマ・ブラは減益するもやや増収。
色々とサービス終了する一方で2024年サービス開始となったタイトルはありませんし、ラインアップは絞り込む方向でしょうか。
地域別販売本数…はタイミング的にほぼHDゲームでしょうけど、デジタル本数比率は全世界で87.5%と極めて高くなっていますね。
国内限定で見てもデジタル本数比率は84.7%となっており、旧作主体の時はかなりデジタル比率が高くなる傾向にあるようです。
出版事業の貢献作品は着せ恋と黒執事が当該四半期に新刊が出た物なのですが、薬屋~は前四半期ですね。
その末の発売なので影響は残っていた物と思いますが、むしろビッグガンガン版漫画作画者の脱税騒ぎに宣伝効果があった可能性もあるのでしょうか。
出版事業のデジタル比率は落ち着いている、というか紙媒体がある程度安定した?
ライツ・プロパティ等事業は収益性が改善。
といった所ですね。
他のPSプラで上手いことやっているサードパーティパブリッシャと比べるとHDゲーム旧作の継続的な収益性に問題を抱えているようにも見えますが、その辺…まあデジタル対応が立ち後れている任プラに恩義ィで何でもかんでも突っ込んでいるDQシリーズ大逆風に繋がっているのかもしれません。
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