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 前年同期にゼルダのティキンがあったにせよ、円安ブースト込みでこれとは大分酷い事になってますね。

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[任天堂: 2025年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明資料](pdf)

 任天堂の今期第1四半期決算、売上高は前年同期比46.5%減の2466.38億円、営業利益は70.6%減の545.1億円、経常利益は55.3%減の1134.69億円、純利益は55.3%減の809.54億円と全項目で大幅減を記録。
 前年同期はゼルダのティキンがあった、とは言いますがその増分も売上高と純利益で前年同期比五割増という所だったので、一昨期の同時期をも下回っています。

 経常利益が営業利益に比べて減少幅が小さくなっていますが、営業外収益の内為替差益は前年同期の472億円から306億円へと減っているものの、受取利息や“その他”の収益が増加した分だけ減少幅が小さくなったようです。

 通期業績予想については売上高1.35兆円、営業利益4000億円を据置。
 この達成率からすると割と強気にも見えるんですけどね、今後の発売予定的にも。
 販売計画からすると任ッチ後継機抜きで達成できる予想みたいなんですけど、流石にちょっと苦しくないかと。


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 売上高はゲーム専用機、モバイル・IP関連収入等共に激減。
 為替影響額は208億円との事なので、それを差っ引くと前年同期の半分足らずになってしまいますね。


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 一方で費用はむしろ増加し営業利益は激減、しかも為替で+65億円だったというので実際には…
 研究開発費は名目上増加しているのですが、任ッチ後継機にソフト出してクレクレ~ってご円攻勢でもかけてるんですかね。


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 任ッチ本体の実売台数はゴリゴリ減っているのですが、“年間プレイユーザー”なるトンチキ指標は増える一方。
 売上的にもんな訳ないだろうと思うのですが…流石は任天当社推計ですね。


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 任天堂ソフトの実売、ゼルダのティキンを除いても減少してた。


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 デジタル売上高も激減、ただ全体がもっと減ったのでデジタル比率は向上。
 追加コンテンツ販売も減ったという辺り、実働プレイヤー数も相応に減っていそうですが。


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 地域別でも顕著に減っている各種売上高ですが、ゲーム専用機の売上高は欧州で半減、その他ランドでは1/3近い所まで減少とかなり壊滅的ですね。


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 デジタル売上高比率が見かけ上向上したのは先述の通りですが…安定しているのはニシラインの売上という辺りからすると何でしょうね。

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 自社ソフト売上高比率は88.8%から73.2%まで減っているのですが、恐らくこの割合にニシラインの分が含まれていない所からすると実質的な割合はさほど変わっていなさそうです。
 後は海外売上高比率がやや減少、円安が進んで貿易の分が増えたのかもしれませんね。


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 販売(出荷)数量は任ッチ本体が欧州及びその他ランドで半分足らずにまで激減とかなり悲惨な事になっています。
 特にOLEニシは欧米で1/3にまで激減と、中身が無いのに高い所が低く評価されたのでしょうか。


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 ミリオンタイトルは新作の2本だけ、ついでに主要製品発売日とスケジュールも1頁にまとめられてしまっています。
 …というかこれ地域別ではなくない?


 といった具合ですか。

 ちなみにMSの同期間(2024年6月期第4四半期)におけるゲーム事業の売上高は推定50億ドル程度で、期中平均レートは任天堂様によると155.93円/1ドル。
 円換算だと7800億円くらいとなります。
 MSにもトリプルスコアつけられちゃいました。

 こりゃ文句なしの最下位堂になりそうですね。

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