
「Rise of the Ronin」が継続的に売れているみたいですね。
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[コーエーテクモHD: 令和7年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明会資料](pdf)
コーエーテクモHDの第1四半期決算は売上高が前年同期比3.8%減の176.07億円、営業利益が23.8%減の57.23億円、経常利益が27.3%増の187.03億円、純利益が29.2%増の136.38億円とやや減収したのに伴い営業利益が減ずるも、株高を背景にしてか営業外収益として受取利益とデリバティブ評価益が大幅増、有価証券の売却損も出さなかった事から経常利益が増益となっています。
というか売上高より経常利益が大きいのってなかなか見かけないですね…
主力のゲーム事業に関しては、
エンタテインメント事業売上高165億81百万円セグメント利益57億1百万円
「シブサワ・コウ」ブランドでは、『信長の野望覇道』が配信1.5周年を記念したキャンペーンで当社の「戦国無双」シリーズとのコラボイベントを実施しました。
「ω-Force」ブランドでは、シリーズ最新作のタクティカルアクション『真・三國無双ORIGINS』(PS5、Xbox Series X|S、Windows(Steam) 用) を2025 年に発売予定であることを発表しました。また、『Fate/Samurai Remnant』のダウンロードコンテンツ第3弾「断章・白龍紅鬼演義」を6月に配信しました。
「Team NINJA」ブランドでは、前期末に発売した『Rise of the Ronin』(※1)のリピート販売に注力しました。
「ガスト」ブランドでは、『FAIRY TAIL2』(PS5、PS4、Nintendo Switch、Windows(Steam)用)が今冬発売予定であることを発表しました。『レスレリアーナのアトリエ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』は前期に続き堅調に推移しました。
「midas」ブランドでは、位置情報ゲーム『信長の野望出陣』において、地域の伝統行事とのコラボレーションイベントを実施しました。
「ルビーパーティー」ブランド、「AAAスタジオ」では、新規タイトルの開発に注力しています。
IP事業においては、当社がIPを許諾している『三国志・戦略版』(国内では『三國志真戦』)が全世界累計1億ダウンロードを突破するなど、引き続き収益に寄与しました。
※1 発売元はソニー・インタラクティブエンタテインメント社
…と説明されており、要するに特に新製品は無かったという事になりますが。
この他AM事業はギリギリ黒字を確保、不動産事業はそこそこ安定。

ゲーム事業の売上高内訳を見ると“パッケージ等”が増収していますが、これはここの“等”にロイヤリティや開発対価売上が含まれている為ですね。
その多くは「Rise of the Ronin」の物だと思いますが、結果としてコンソール関連の売上高は前年同期比で一割弱増加。
売上高的にはコンソールより大きくなっているオンライン・モバイル…要はほぼスマですが、そちらがおよそ一割減となっているので差し引き減収と。

販売本数比率は国内が比較的大きめなのは変わっていませんが、海外比率が前年同期比で10%ほど増加、これは「Rise of the Ronin」のリピートが好調であるが故とのこと。
ちなみにここではデジタル本数比率が75.2%となっていますが、売上高比率と合わないのは前述の開発対価~等が該当するはずです。

発表済みタイトルに関しては「真・三國無双 ORIGINS」が大型で「三國志8 REMAKE」「FAIRY TAIL 2」が非大型タイトルと。
対応プラットフォームにもその規模感の差が現れていますね、任天堂のアレがあるかどうかという点で。
上記3タイトルは今期中に発売する予定となっているようですが、今期中には他にも中規模以下のタイトルを複数予定しているとのこと。

今期の販売本数計画はこんな感じですが、国内で大きく減少するのに対して海外では大幅増、ただデジタル本数比率が57.9%と前期より更に低くなっているのが気になる所ですね、というのは前回の決算記事でも書いた気がしますが。
ここまでデジタル比率を引き下げられるプラットフォームといったら任天堂のアレしかないわけですが、何かしら無双やらFEみたいに受託しているタイトルでもあるのでしょうか。

・PS5 Rise of the Ronin Z version ( ライズオブローニン )【CEROレーティング「Z」】 (Amazon)
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未だにゴミ入れてる所を見るに厳しそうですね