
そもそも動かないんだからどうにもならないわけですが。
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[カプコン: 第45期 定時株主総会 - 事前質問概要、質疑応答概要、コメント概要](pdf)
株主総会が開催されたのは一月ほど前の6/20ですが、本日付で関連資料が公開されています。
タイトルで取り上げたクレクレに該当する質疑応答、まずSF6の物ですが、
Q. 昨年発売した『ストリートファイター6』はゲーミングPCやプレイステーション5等が必要であり、家庭用ゲーム機が高騰していることから、その購入者は裕福な人に限定されている。また、過去では、ゲームセンターで楽しむこともできたが、全世界において若年層のユーザーを拡大していくための方針を伺いたい。
A. 当社はゲームソフト販売会社であるため、ハード機の高騰については、ご回答を差し控えさせていただきます。
なお、ゲームソフトに関しては、過去作を安価で販売するなどにより全世界で新規ユーザーの獲得を図っております。
また、当社のアミューズメント施設事業や他社店舗において、アーケード機が設置できる店舗への展開を図っております。
PS5が高騰しているので~という言い方をしている時点で、“より安い任天堂ハードにクレクレ~”と言いたい事は分かるのですが、何しろ動かないんだからどうにもならないですよね。
更に、MHワイルズはより直接的にクレクレされていたのですが。
Q. 『モンスターハンターワイルズ』が発表され、対応ハードがプレイステーション5、Xbox Series X|S、パソコンと限定されており、Nintendo Switchなどの携帯機は含まれていないが、発売は据置機に限定されるのか。
A. 本作コンセプトの一つとして、最新技術を最大限活用し、「モンスターハンター」の世界を最大限描くことを目指しております。そのうえで、現状、実現性のある対応ハードは、プレイステーション5、Xbox Series X|S、パソコンとなっております。
今後、ゲームの情報をお伝えする際、上記コンセプトやテーマもしっかり情報提供してまいります。ご期待ください。
最新技術を活用できず、MHの世界観を描くことも出来ない、実現性がないハードが任ッチだった訳ですね、よく分かりました。
後、収益性の安定化については
Q.以前は、新作を発売した事業年度は大きく業績が伸長し、その翌事業年度は反動減となるボラティリティの高い業界だったが、直近の当社の業績はそういった反動減が見られなくなった。
また、当社は、毎期10%以上の増益を達成しており、その要因を伺いたい。
A. 以前は、小売店での販売が主で、限られた商品棚に約半年の販売期間で新作を販売する傾向でありましたが、昨今はデジタル化に伴い、メーカーがサーバーを介して直接販売できるようになったことにより、価格施策の実施や新作発売に伴うシリーズ過去作のセールの実施などの展開が可能となっております。
これにより、『バイオハザード7 レジデント イービル』は発売から7年、『モンスターハンター︓ワールド』は発売から6年経過してなお販売本数を拡大しております。
また、当社は新作を効果的な時期に発売できるよう、5ヵ年の開発マップを作成し、中期の開発スケジュールの管理を徹底しております。
以上により、ゲーム業界全体として、デジタル比率の上昇により商品が長期間販売できるビジネスモデルに変化しており、ボラティリティの低い業態になったと考えております。
ボラ…っていうのは汽水域にもよくいるけどそういうのはちょっと泥臭い魚…ではなく。
これ“製品が揮発しやすい”って直訳すると割と意味不明なのはあるんですよね。
要は製品発売時の初動に偏る、一過性の売上に止まる傾向が高かった売り切り型ゲームもデジタルシフトに伴って継続的に売れる(パブリッシャに売上が入る)ようになった、という話なのですが。
この説明をされてなお、“デジタルシフトが進んでいないのでボラティリティが高い市場のまま”かつ“任天堂ハードで売れるのは任天堂ソフトばかり”、おまけに最新技術を活用できず製品寿命も短くなる前前前世代機にクレクレするのがよく分からない所なんですよね、ニシくんとはそういう生き物ではあるにせよ。
任天堂携帯機とか15年くらい前のゲームを任天堂様とご円があったら外注丸投げで出すくらいで丁度良いんですよ。
…と書くのも何回目だか覚えてませんが、単なる事実ですからね。

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