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 全体としてはやや低調な月となったようですが。

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 大分公開が遅れたCircana(旧NPD)の米ゲーム市場集計。
 2024年5月の全体の売上高は前年同月比6%減の39.75億ドル、ゲームコンテンツは3%減の36.24億ドル、ゲーム機は40%減の2.02億ドル、周辺機器は8%減の1.48億ドルという結果に。

 ゲーム機売上高の大幅減少は前年同月にゼルダのティキン本体があった影響が大きいようですが、一方でゲームコンテンツに関してはそこまで大きな影響は出ていませんね。
 これは運営型タイトルがゲームコンテンツ売上高の大部分を占めているからというのもあるのでしょうが。


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 ソフト全体のTop20は「Ghost of Tsushima」が首位に。
 前月71位から1位まで上がっていますが、これは同作のPC版が発売された事に伴う物ですね。
 Xbox族が「Sea of Thieves」がPSプラで売れているからどうとかほざいていましたが、高品質なタイトルであれば後発でもちゃんと売れるという事でしょう。
 MSのタイトルに関しては、売上高が激減するというかXboxからは殆どが無くなる即効性ゲーパス毒で品質が低下していく構造になってしまっているのを気にした方が良いのではないでしょうか。

 「ペーパーマリオRPG」は2位に初登場。
 僅差らしいのでデジタル込みなら逆転している可能性はあったのでしょうが…デジタル販売データを開示していないのは任天堂側の判断なので、とてもじゃないけどお見せできるような物では無い、という事なのでしょう。

 他に新登場のタイトルは14位に「Homeworld 3」、18位に「F1 24」がランクイン。

 プラットフォーマー別のランクイン数を見ると、SIEタイトルが6タイトルランクインしているのに対してMSはABを数に入れても4タイトル、任天堂は2タイトルと。
 MSタイトルの場合はランクインしているのがCODMW3、Sea of Thieves、Minecraft、Fallout 4なので明らかにXbox以外での売上がメインですしね。

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 年初来ランキングに初登場のタイトルは無く、さほど大きなタイトルが無かった事が分かります。
 順位の変動も少なく、「Sea of Thieves」が13位に上がっているほかは…Take2のデジタル販売データ公開が3か月遅れとちょっとこう変則的ですね。

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 PSプラットフォームのTop10は新登場のタイトルが無く変動は少なめに。

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 Xboxプラでは6位に「F1 24」が初登場となっていますが、これは単に全体的にソフトが売れていないだけでしょうね…
 追加で公開された情報によると、MSが発売した「Senus's Saga: Hellblade II」は全体の37位、Xboxプラ限定でも21位スタートと壊滅的。
 「Sea of Thieves」が全体のTop20でランクインしたのもPS版のお陰みたいですし、即効性ゲーパス毒が良く効いているようで。

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 任天堂ハードで売れるのは任天堂ソフトばかり。
 というのをこれを見つつ否定できる人はなかなかいないでしょうね…サードはデジタル込みでも食い込めていない訳で。
 しかしMinecraftも任ッチ版(任天堂パブ)はデジタル売上高非公開なのだから徹底しています。


 ハードでは売上高が大幅減、というのは最初にも書きましたが、現行機全てが前年同時期比では二桁%の減少を来しており、中でも任ッチの減少幅が最も大きくなっていると。

 首位は引き続きPS5で、売上高と台数の何れにおいても首位を走っているそうです。
 2位は売上高だとXSX|Sで台数だと任ッチ。

 発売以来同時期での比較ではPS5がPS4に対し8%リードしているのに対し、XSX|SはというとXb1比で13%減、360にもやや差を付けられる結果に。

 その他の情報としては、PS5のデジタル・エディションは全体の1/3を占めるところまで来ているようです。
 またXSX|SにおけるXSXは大凡半分を超えるくらいだとか。


 周辺機器はやや減収となっていますが、ヘッドセットが前年同月比で10%増となる一方でゲームパッドが12%減。
 売上高での首位は「PlayStation Portal リモートプレーヤー」で、これは年初来でも首位に立っているとのこと。


 といった所ですね、PS5が圧倒的優位に立っていることは間違いないと言えるでしょう。

メタファー:リファンタジオ
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