62932CapcomSIE
 SIEは恐らく日米欧で別々になっていると思われるのですが、任天堂は全体でもSIEの一地域に勝てないという格好ですね。

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[IR Bank: 9697 カプコン 有価証券報告書-第45期(2023/04/01-2024/03/31)]

 こちらの頁がいつまで見られる物かは知らないので、仮に公開が終わっていた場合は

[カプコン: 有価証券報告書]

 こちらから2024年3月期通期の物をご参照下さい(今はまだ載っていないので公開後)。

 ともあれ、その中で販売実績についてこのようなデータが開示されており、
62932CapcomSIE1

 有価証券報告書への記載が義務づけられている販売高に占める割合が一割超の会社は前期(2023年3月期)においては任天堂が163.49億円で13%、Valveが228.42億円で18.1%だったのに対し、SIE LLCが160.66億円で10.5%となる一方任天堂は圏外、Valveは327.19億円で21.5%を占めていたという話ですね。

 SIE LLCは米大陸辺りを担当している筈ですが、日亜や欧州他の地域も合わせると普通にPSプラットフォームがトップシェアとなるのではないでしょうか。
 しかしPC、辻本氏(社長)は本数比率だと半分以上がPCと言っていた気がしますが、それでゲーム事業に占める割合は27.3%程度って、本当にフルプライスの新作ゲームが売れない市場なんでしょうね。

 任天堂と比べ倍以上のシェアがある事は間違いないのだから無視できる物ではないにせよ、別段新作を同発にする必要も無さそうですが…

 ちなみにSIE(のPSプラットフォーム)が全体でトップになる根拠はあるのかとSwitch入る人もいそうだなと思ったので説明しておくと、上述の通りCAPCOMがPCプラットフォームとして販売しているSteamでのシェアが1/4強ですけど、任天堂やMSが残りを埋めるほどの売上高を叩き出しているなら“主要な取引先”に載っているわけで。
 残る大部分…半分以上はSIE(とPSプラフィジカル版のカプコン自社流通)分だと思いますよ。

 後はSIEが地域別になっていると思われる、という話に根拠がないと言いがかりを付けてくる可能性もありますかね。
 全く根拠無しに書いている訳ではなく、カプコンの場合は全世界で展開しているため最大市場の米国を抱えるSIE LLCが真っ先に載ってくる訳ですが、自社販売は国内でのみ扱っているファルコムなどは有価証券取引所に株SIEが載っています(デジタル版のみ、フィジカル版はKONAMI流通)。

 ニシくんとか決算はガン無視して聖典ファミ通ランキングでPS5タイトルが売れていないからPS5は失敗している、失敗しているから聖典ファミ通ランキングではPS5タイトルが売れていないのだ、みたいなよく分からないループに突入していますが、本当にPS5でソフトが売れないなら任ダイやMS直接で出てくるサードタイトルがほぼ全てPS5でも出る、みたいな事にはなっていないんですよね。

 ニシくんはいい加減現実(現実)を受け入れた方が良いと思いますよ。

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