
これはZeniMax買収が決まる前の話ではありますが、Xbox参入前後からずっと任天堂買収を考えてはいるみたいですね。
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[ResetEra: Phil Spencer in 2020: "getting [acquiring] Nintendo would be a career moment for me"; Nintendo's future "exists off of their own hardware"]
これはMicrosoftによるActivision Blizzard買収に対し異議を唱えるFTCとの争いの中で表沙汰になった物で、MSでXbox事業トップを務めるPhil Spencer氏が2020年8月にTakeshi Numotoなる日本人或いは日系人のMS従業員宛に送った社内メールの中で
Takeshi, I totally agree that Nintendo is THE prime asset for us in Gaming and today Gaming is our most likely path to consumer relevance. I've had numerous conversations with the LT of Nintendo about tighter collaboration and feel like if any US company would have a chance with Nintendo we are probably in the best position. The unfortunate (or fortunate for Nintendo) situation is that Nintendo is sitting on a big pile of cash, they have a BoD that until recently has not pushed for further increases in market growth or stock appreciation.
(中略)
At some point, getting Nintendo would be a career moment and I honestly believe a good move for both companies. It's just taking a long time for Nintendo to see that their future exists off of their own hardware. A long time.... :-)
などと書いていたというものですね。
“任天堂がゲーム分野における私達にとっての最大の資産”
“任天堂のLT(何かしらの役職の略語か)と「緊密な協力関係」について何度も話し合ったが米企業が任天堂と(買収の)チャンスを持つとしたら当社が最良の立場にあると思う”
“任天堂が多額の現金を抱えており株価上昇を推進してこなかったのは不幸(あるいは任天堂にとって幸運)”
などとコメント、敵対的買収は得策では無いとしつつも任天堂(とついでにValve)の買収に向けてMSが両社の動きに注視している事が分かりますね。
不幸とか幸運というのはよく分かりませんが、買収も資産価値が大きい分やりやすい(から買収されやすいのは不幸だが、MSに買収されるなら幸せだろう)って意味ですかね、現状の時価総額も8兆円あまりでATVIの買収計画とそう大差ない額ですし。
またメールの最後においても、
“任天堂を買収することはキャリアの節目となるだろうし、両社にとって良い選択になると信じています。任天堂が自社ハードに拘泥せずとも未来はあると理解するまでに長い時間がかかるだけだ”
と任天堂の買収を諦めない姿勢を重ねて示していたみたいですね。
3年前の話ではありますが、諦めているとも思えないのですが…
これにはニシ団も大反発しているようです。
背景には任天堂様が“ハード・ソフト一体のビジネス~”とか今言っている事に加え、PSハードとそう大差ない環境で戦わねばならなくなった場合は化けの皮が剥がれかねないという懸念もあるのかもしれません。
WiiUの時みたいになったら大変ですよね。
にしてもMSンサーさん、ZeniMax以外にもワーナーやValve、任天堂にも目を付けていたとは無節操ですね、敵対するプラットフォーム全部買収すれば勝てるだろみたいな考えでいたのでしょうか。

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