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 今も昔も捕らぬ狸の皮算用で結局損をするパブリッシャが出てくるのは何なんでしょうね。

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 20年間のシリーズタイトルが順に紹介されているのですが、それをゲハ的に…販売本数という観点から見ていくと、(メディアクリエイト調べ、廉価版は除く)

・PS2「SIMPLE2000シリーズVol.81 THE 地球防衛軍2」(2005): 2007年累計21.3万本

・Xbox360「地球防衛軍3」(2006): 2006年累計1.88万本(12月発売だが、翌年の販売本数は不明で伸びず終い)

 これで次作の発売が2011年まで無くなってしまう。

・PSP「地球防衛軍2 PORTABLE」(2011): 2011年累計7.7+4.9万本(後者はダブルパック)
・PS3/360「EARTH DEFENSE FORCE: INSECT ARMAGEDDON」(2011): 2011年累計PS3版5.1万本、360版2011年7月(Xbox360優先マーケティング)

・PSVita「地球防衛軍3 PORTABLE」(2012): 2013年累計3.9+2.6万本

・PS3/360「地球防衛軍4」(2013): 2014年累計PS3版26万本、360版3.1万本(360優先)

・PSVita「地球防衛軍2 PORTABLE V2」(2014): 2017年累計1.8+1.2万本

・PS4「地球防衛軍4.1 The Shadow of New Despair」(2015): 2017年累計13.7万本

・PS4「地球防衛軍5」(2017): 2019年累計25万本

・PS4「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」(2019): 2020年累計9.2万本

・PS4/NSw「ま~るい地球が四角くなった!?デジボク地球防衛軍」(2020): 2021年累計PS4版1.8万本、NSw版1.7+0.5万本

・NSw「地球防衛軍2 for Nintendo Switch」(2021): 2022年累計2.1万本
・NSw「地球防衛軍3 for Nintendo Switch」(2021): 2022年累計2万本

・NSw「地球防衛軍4.1 for Nintendo Switch」(2022): 2022年累計1万本
・PS5/PS4「地球防衛軍6」(2022): 2022年累計PS4版11.5万本、PS5版4.2万本

 なおEDF6に関してはPSプラットフォームのデジタルシフトが進んだ結果、発売一週間で国内PSプラ限定で30万本を突破した旨がアナウンスされています。
 初週販売本数とその消化率から逆算すると初週出荷本数はPS4版が89203本、PS5版が37723本程度なのでフィジカル版の出荷とデジタル版の実売の比率は六割弱程度となるでしょうか。
 発売翌週の追加出荷分を含んでいる可能性はありますが、実売本数との比較ではやはりデジタル比率の方が大きくなる物と思われます。

 しかし2006年からの空白が…5年ぐらいの独占契約、MS流に言えば“PS版をスキップ(出させないように)させる”“PS版の発売をブロック権”する契約でも結んでいたんですかね。

 国内大手パブリッシャ(この場合はD3Pの親会社であるバンナムを想定)はどういう皮算用かPSプラよりも弱体なプラットフォーマーから餌(好条件)を見せられるとホイホイ食いつきがちという印象がありますが、まずはちゃんと客がいるところで商売して、結果を出しているからこそ釣ろうとしてくるのだという事は忘れない方が良いでしょうね。

 任ッチマルチタイトルも見ての通り、“任ッチ版の方が売れるんだガー”と言った所で諸共に死ぬような物ですし。

 …改めて考えると、外注メインで殆ど社員がいないD3Pがあの時期盛んに、というほどでもないですけどどりーむどりーむ…していたのはEDFが作れなくて暇だったから、という可能性もあるのでしょうか。
 実際、EDF3に比べればドリクラの方が遙かに多く売れましたし。
 といってもXbox特有の事情(ユーザーベースがおよそ存在しない)でこちらもジワ売れとかはしなかった訳ですが。

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