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 後はリゾート事業の損失も縮小したようですが、カジノ参入はどうなる事やら。

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[セガサミーHD: 2023年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算プレゼンテーション / 決算補足データ集 / 予想と実績の差違など](pdf)

 セガサミーHDの2023年3月期決算は売上高が前期比21.4%増の3896.35億円、営業利益が46%増の467.89億円、純利益が24.1%増の459.38億円と大幅増収増益を達成。
 予想をやや上回りましたが、これは遊技機関連の改善、また法人税の減少などが影響したとのこと。

 今期の通期業績予想は売上高4330億円、営業利益550億円と増収増益を見込む。

 また、現在自己株式比率が一割を割り込んでいるセガサミーですが、100億円を投じて上限800万株の自己株式を取得すると発表。
 敵対的買収に対する予防策という側面もあるのでしょうか。

《エンタテインメントコンテンツ事業》

 コンシューマ分野におきましては、フルゲームにおいて、新作タイトルとして『ソニックフロンティア』、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版、『龍が如く維新! 極』等を販売し、販売本数は1,009万本(前期は877万本の販売)と好調に推移しました。他方、リピートタイトルの販売は市場動向の落ち着きにより軟調に推移し、販売本数は1,779万本(前期は1,843万本の販売)となりました。その結果として、フルゲームの販売本数は全体で2,789万本(前期は2,720万本の販売)となりました。F2Pにおいては、『プロジェクトセカイカラフルステージ! feat. 初音ミク』、及び開発は株式会社セガ、パブリッシャーは株式会社バンダイナムコエンターテインメントが担う『ONE PIECE バウンティラッシュ』が牽引し、好調に推移いたしました。
 アミューズメント機器分野におきましては、UFOキャッチャー®シリーズやプライズ等を中心に販売いたしました。
 映像・玩具分野におきましては、映像において劇場版『名探偵コナンハロウィンの花嫁』を公開したほか、映像制作や配信に伴う収入等を計上し、玩具において『カメラもIN!マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコンプレミアムプラスデコ』等の新製品や定番製品を販売いたしました。
 以上の結果、売上高は282,881百万円(前期比19.9%増)、経常利益は41,181百万円(前期比11.7%増)となりました。

 すっかり主力となったエンタテインメントコンテンツ事業はこのように増収増益。

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 ゲーム関連ではコンシューマが増収のやや増益、AM機は増収も営業利益はやや増程度などとなっていますね。
 今期の計画では新作販売本数が大幅増となる見込みだそうですが、何かしら大きなタイトルを発売する予定がありそうです。

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 昨期は新作のリリースが無かったらしいF2P分野ですが、売上高は堅調…といっても見たところPSO2NGの売上高はさほど増えてなさそうなので、プロジェクトセカイが頑張っているという事なんでしょうけど。

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 フルゲーム売上高は殆どが欧米で出した物となっていますが、亜細亜地域における売上高も昨期は結構伸びましたね。
 一方F2Pは殆ど国内と傾向が分かれています。
 …何を考えてPSO2欧米展開をXbox時限独占にしたんだか。

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 フルゲーム販売本数はこちらも新作の3/4あまりが欧米と偏ってますね。
 ソニック、ペルソナ、龍が如くは昨期も大きく本数を伸ばしていますが、第4四半期単独でそれぞれ100万本以上売れるような事ありましたっけ…?
 PS5の販売増で需要が喚起されている側面もあるのかもしれませんが。

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 「ソニックフロンティア」は320万本超、「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」のリマスタ版は170万本超と発表。

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 発表済みタイトルは龍が如く7外伝以外パッとしないですね、それでも大きく本数が伸びる見込みなのは、下の注釈にある通り“未発表の主力IP作品”にかかる期待が大きいのでしょうが。

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 2026年3月期までの成長投資についてはコンシューマ分野が1000億円とされていますが、そもそもRovioの買収が1000億円超えてるんですよね…
 あとオーガニックな開発パイプライン何。(二回目)
 文脈からすると恐らくは自社開発体制の強化という事になるんでしょうけど。

 後の方ではゲーム産業の構成比に対してセガはスマの比率が低く、またスマの国内比率が圧倒的であるが、Rovio買収によってスマゲの海外比率が増加するとか説明してるんですけど、今後ヒット作を創出出来るかにもかかってきますしね。

 ゲーム会社の売上高構成なんて得意不得意で幾らでも変わってくる物だと思いますが、どうも捕らぬ狸の皮算用というか絵に描いた餅というか。
 マルチプラットフォーム化とサブスク促進とかいってゲーパス堕ち連発しているところとか、ちゃんと考えてやってるのか心配になってくる部分はありますね。

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