任天堂の国は近づいた…
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[京都新聞: 「マリオはデジタル時代のキャラクターに」京都・任天堂の宮本さんが考える進化と得たもの 代表取締役フェロー宮本茂さんインタビュー(下)]
今週日曜日に公開されていたらしい宮本茂氏へのインタビューなのですが、その中(無料公開部分)で
-マリオが誕生して約40年になるが、今後どのように育ってほしいか。
「ミッキーマウスのように、とは思っていない。マリオはデジタル時代のみんなが知っているキャラクターとして定着していけばいい。マリオというより、任天堂がどうなるかだ。任天堂はかつて、かるたの会社と言われていた。そこからゲーム会社同士の競争があって、コンピューターメーカーや家電メーカーが参入してきても、われわれはどことも競争せず、『任天堂は任天堂です』とずっと言ってきた」
「最近では、任天堂はファミリー(家族)にとって安全なブランドだと思われていると感じる。だから、変なものは作らないし、時間がかかっても安心してもらえるものを出すことを続けてきた。そういう意味では任天堂はゲーム会社ではなくても、家族とともにあるブランドになればいい。テーマパークやゲーム、映画。モバイル(携帯端末)でも任天堂を見てもらえるように、一生持ち続けられるアプリを作りたい。ゲーム機がない国でも任天堂に触れてもらえる環境にだんだん近づいてきた」
任天堂が家族に安全、家族とともにあるブランドならゲーム会社でなくとも良いとかいいだした件について。
昔はファミリーにとって安全どころではないちょっとこう…アレな事業も手がけてきた訳ですし、将来にわたってゲーム機を作り続けていられるかというとそうでもないかもしれませんけど。
しかし、“PSはノンゲーム”とか盛んに叩いてきたニシくんにとってはとんでもないブーメランですね、アプリとか言い出しましたし。
アプリがある国であれば任天堂が正式にビジネスを展開していなくともゲーム機はあるんじゃないかと思いますが、そこに任天堂のゲーム機が入る余地があるかどうかでいうとどうなのかという所でしょうか。
任天堂らしい“ハード・ソフト一体のビジネス”とやらに限界が来る日も視野に入っているという事なのかもしれません。
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