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 まあMSの決算に関しては売上高ぐらいしか分からないので碌な比較も出来ないんですけどね。

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[ソニーグループ: 2022年度第3四半期連結業績補足資料](pdf)

[任天堂: 2023年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明資料](pdf)

[当ブログ: [業績比較]SIEが2023年3月期第3四半期に大幅増収、一方MSのXbox事業は同時期に減収し、円安を勘案しても売上高差が倍近くになった模様]

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 ソニーグループのゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野…SIEが管掌するPlayStationプラットフォーム、任天堂のゲーム専用機の2023年3月期第3四半期、MSの2023年6月期第2四半期の累計ではない単独期間における売上高がどうだったかというと、

・SIEが1兆2465.49億円
・任天堂が6207.62億円
・MSが47.58億ドル

 MSは米国企業なので通貨が違いますが、上記記事でも取り上げた通りソニー決算の期中平均レートで円換算するとおよそ6742億円となり、PSプラットフォームが倍近い差を付けて圧勝しています。

 やーい任天堂最下位~。

 ……自分で書いても馬鹿みたいな煽りだなとは思ってるんですけど、

[当ブログ: [Switcher]ソニーのゲーム分野…SIEのPlayStation関連事業絶好調、上方修正でSwitch入った自称東洋証券“それでも少し弱いんだガー”]

 こういう事を言い出すアホも世の中にはいるので丁度良いぐらいかもしれないなって。

 一々差し引きするのも面倒なので後はSIEと任天堂の第3四半期までの累計期間で比較していきますが、

●売上高
・SIEは2兆5714億円
・任天堂は1兆2522億円

 で倍以上の差。
 営業利益はSIEが2111.42億円なのに対して任天堂が4105.41億円で逆に任天堂が倍近い差となっていますが、これは任天堂がそれだけぼったくっている証左でもありますね。

 なお通期業績予想はSIEの売上高3.63兆円に対して任天堂が1.6兆円へ下方修正し、再び2兆円を超えるコースへ。

●販売(出荷)数
・PS5が1280万台
・任ッチが1491万台
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 とギャップは狭まっていますが未だ任ッチがリード、任天堂側の通期販売(出荷)予想台数は1800万台なので、PS5側が予定通り販売(出荷)を進められれば逆転しますが。

・PS5/PS4ソフトが1.962億本
・任ッチソフトが1.7211億本

 こちらはPSプラットフォーム側がややリードしているのですが…

●ソフト(ソフト本体+追加コンテンツ+ネットワークサービス)売上高
・SIEが1.277兆円
・任天堂が6739億円
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 売上高で見ると倍近い差になっている辺り、任プラのソフト販売本数の中身ってろくでもないんだろうなと思っています。
 しかもこれ、“デジタル版の売上高をグロスで計上”している自社ソフト売上高比率が八割近い中での数字ですから、実際の差は更に大きく開く訳で。

 後はそうですね、SIEの方はPS+加入者数はYonYではやや減少、QonQではやや増加でMAUはそのどちらでも増加となっている訳ですが、任天堂はというと

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 “年間プレイユーザー数”は前期より増えている筈なのにネットワークサービス売上高が減少している。
 おまけに自社ソフトの実売本数は前年同期より増えているというんだから、只でさえ狭いサード市場が更に狭まっているんですよね。
 といっても前年同期はモン半ライスで盛っていた部分が大きいので、サードの死場である事は前から変わっていないのでしょうが。

 上の自称東洋証券記事で取り上げましたが“PSプラはサードガー”言っていた自称証券会社さんとしてはどう思われるのでしょうか。


 取り敢えずはこんな所ですかね、……

[当ブログ: [任天ダメコン]任天堂信奉者共、ソニーのゲーム事業決算好調&頼みのファミ通ランキングでPS5にNintendo Switch負けの傷を塞ごうとソニーを相手に戦う]

 そういえばこんなのもありましたっけ、コメント欄で“PSプラットフォームのソフト売上高増は為替差による物だ”とか言い出した人がいましたけど、それを差っ引いてもPSプラットフォームのソフト売上高は増えているのに対して任天堂はどうだったかというと。

[任天堂: 2021年3⽉期第3四半期決算説明資料](pdf)
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 2021年3月期第3四半期のソフト売上高は2629.3億円で、今期第3四半期単独の3044.9億円と比べ15.8%程度増加。
 ただし、期中平均為替レートはソニーの補足資料を参照すると2021年3月期第3四半期のそれが104.5円/1ドルだったのに対して今期第3四半期は141.7円/1ドルだったので、任天堂の方が比較的国内売上高比率が高いにしても恐らく2年度前との比較だと売上高は下がっている物と思われます。

 といった所ですかね。
 何にせよ昨年末商戦期はSIEの圧勝に終わったと言えそうです。

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