
Xbox族が“PS+の会員数が(ちょっと)減ったんだガー”とか言っていたらこうなるんだから大概大したブーメラン精度ですね。
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[Microsoft IR: Earnings Release FY23 Q2 Microsoft Cloud Strength Drives Second Quarter Results]
MS全体の収益は増収するも減益、第2四半期単独の売上高は前年比2%増の527.47億ドル、営業利益は8%減の203.99億ドル、純利益は12%減の164.25億ドルとなっています。
タイトル通りこの増収は主としてクラウド関連事業が牽引した物(前年同期比20%増収)なのですが、ゲーム関連事業を含むMore Personal Computing事業は前年同期比19%減と大きく減収、営業利益は47%減とほぼ半分まで減益しています。
この減収はWindowsのOEMが前年同期比39%減と極めて大きな減収となった影響が大きいのですが、ゲーム関連事業が13%の減収となった影響も勿論ありますね。


ゲーム関連事業はXboxのハードウェアが13%減収、これは主にXboxハードウェア(要するに現行のXSX|S)の販売が低調だった影響が大きいとのこと。
次に、Xbox関連のコンテンツ及びサービスは12%の減収となり、これにはファーストパーティタイトルが弱含みした事、並びにサードパーティのコンテンツがお金を儲けられんかった事が主要因で、Xbox Game Passの増収を打ち消した格好である…
とか書いてあるんですけど、明らかに即効性ゲーパス毒でファースト・サードのタイトルやコンテンツが売れなくなっているだけなんじゃないですかね。
この決算と参考資料には書かれていませんが、ゲーム関連事業の売上高の減少額は以前の数字と照らし合わせると6.84億ドルとなるようです。
その通りであれば、More Personal Computing分野の半分程度をゲーム事業が占めている事となるわけですけど…
営業利益が半減しているのも主としてゲーム事業のせいである可能性が高そうですね。
であればこそXbox関連の開発スタッフやVR/AR/MR関連のスタッフが纏めて首切りみたいな事態に繋がったんでしょうけど。
巣籠もり需要が一段落したタイミングという事でゲーム事業に関しては一時のバブルが弾けた格好ではあるんですけど、前期比で大幅増収を見込むSIEに対してMSのこれは…
勝負を投げるというには不適切というか初めから勝負になってなかったんですけど、今世代もこの辺で投げ出すんですかねMSは。
追記:コメントでも指摘されていますが、“ゲーム事業の売上高が~”となっていたのは減少額の話ですね、流石にそれが売上高だったら多分任天堂の1/10ぐらいになっちゃいますし。
という事で当該部分を修正しました、ご指摘ありがとうございます。

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