59937TLOU
 PlayStation Productionsのドラマシリーズ第一弾としてなかなかの滑り出しになりそうですね。

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[Rotten Tomatoes: The Last of Us (2023) ]

 1/15よりHBO Max(国内では1/16よりU-NEXT)にて独占配信となった「The Last of Us」の実写ドラマシリーズ、批評家による評価は91レーティングで99%が高評価(平均点としては8.85/10点)、ユーザー評価は1309評価の時点で平均★4.8/5と圧倒的な高評価を獲得していますね。

 主演俳優と制作総指揮の計4人への質疑もリリースで公開されています。

[4gamer - リリース: ペドロ・パスカルとベラ・ラムジーへのQ&A / クレイグ・メイジン(脚本/製作総指揮) ニール・ドラックマン(脚本/製作総指揮)へのQ&A]

 Neil Druckmann氏が学生時代にGeorge Andrew Romero氏と出会っていた、みたいなエピソードも明らかにされていますが。

なぜ「THE LAST OF US」を別の媒体で作ろうと思ったのですか?

ニール・ドラックマン:
「なぜ翻案するのか」というのは最初の議題だね。ゲームがとてもいい出来なら、なぜリスクを冒してまでこんな計画をするのか。このゲームは私には本当に大切なもので子供のようにも感じているので、失敗作を見るのはつらすぎる。しかし世の中にはゲームを全然しない人もいるし、YouTubeでプレイを見ることはできても経験するのとは違うからね。このゲームは見るのではなくプレイすることを前提にされている。

見るだけではうまく感じることのできない部分がたくさんある。そこでこのストーリーを別の媒体にリメイクしても成功すると思うかが決め手になった。私はずっと「ゲームの呪い」に興味を持っている。これまでのテレビゲームはパッシブメディアに翻案した場合、しっくりいかなかったというものだ。そのため多くの人がストーリーを語るにはゲームは不十分だと考えている。このドラマを見た人が「これってゲームが元ネタなの?」と驚いてくれたらいいよね。そして彼らが原作ゲームをプレイして、そこにある価値ある経験を理解してくれるかもしれない。

 映像化に際しての翻案についてはこのように語られており、当初映画にしようとして失敗した、というエピソードについても続けて話に昇っていました。

 また、今の所詳しい情報は公開されていませんが、ゲーム版の脚本を完成させた後に書かれた重要な箇所をドラマ化で取り入れたりもしているとか。



 という事で公開されたTLOUのドラマ版ですが、評価を見るにゲームを自らプレイする事が体験の前提となっている“ナラティブ”を映像作品として再構成する事に成功しているようですね。

The Last of Us Part I【CEROレーティング「Z」】
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