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 中身のない自慢話に定評のある任天堂様とはいえ、年間プレイユーザーまで経営方針説明会で生えてきてしまった…

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[任天堂: 2023年3月期 第2四半期 決算説明会 / 経営方針説明会 プレゼンテーション資料 / 2022年3月期決算説明資料 / 2023年3月期第2四半期決算説明資料](pdf)

 2023年3月期第2四半期決算を発表した翌日となる本日開催された決算説明会兼経営方針説明会。

 のプレゼンテーション資料なんですけど…
 説明者は当然の事ながら任天堂社長の古川俊太郎氏。

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 年間プレイユーザーは直近の12ヶ月間で1.06億人に達したというのですが、その結果が円安がなければ減収減益だったんだけ堂。

[ソニーグループ: 2022年度第2四半期連結業績補足資料](pdf)

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 年間プレイユーザーとかいう任天堂様の造語Showですが、一見するとソニーグループのゲーム&ネットワークサービス分野(SIEが管掌するPlayStationビジネス)の月間アクティブユーザー数に匹敵する数にも見えますよね。
 でも、昨日の記事でも取り上げた通りソフト売上高はPSの四割程度しかないんだけ堂?

 如何に空虚な指標であるかがよく分かるというものですね。


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 そしてNintendo Switch Onlineの会員数は2022年9月末時点で3600万以上と言い出したんだけ堂。

 ただし、

※ Nintendo Switch Onlineの有料会員数は、「追加パック」を含むNintendo Switch Onlineのいずれかの有料プランに加入いただいている会員数(利用代金の支払いを伴わない会員である、ファミリーメンバーを含む)です。

 っていう。

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 額面上の数字はPS+の第2四半期末加入者数の4540との差が1000万人を切っているんですけど、今期前半の任天堂におけるネットワークサービス+追加コンテンツ+DL専売ソフトの売上高は合わせて896億円。
 これは同期間におけるPSプラットフォームのネットワークサービス+追加コンテンツ売上高5966.65億円の15%程度に過ぎず、ネットワークサービスのみに局限した売上高の2235.29億円よりもなお小さいという。

 ニシラインの1年加入料は通常のもので2400円、+追加パックで4900円と年間5143~10250円のPS+に比べ半額程度と思われますが、それと比較してもなお売上高が過小なのだからこの会員数もかなりのハリボテなのでしょうね。
 ひょっとしてなくてもニシラインのファミリープラン(通常4500円、追加パック付8900円)の会員数を最大の8人として計算しているのでは…?


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 そして問題のデジタル販売本数比率自慢なのですが、これによると昨期、2022年3月期のそれが38.5%に達したとされているんですよね。
 これはPSプラットフォームの昨期デジタル本数比率66%の半分を上回っているわけです、が…

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 実際昨期でどうだったのかというと、公称販売(出荷)本数が23507万本だったのでこれに当てはめると昨期のデジタル販売本数は9050万本程度となります。

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 ところが、昨期のフィジカル版併売デジタルソフト売上高はというと2021億円。
 これはネットワークサービス+追加コンテンツ+デジタル専売ソフトの売上を除く任天堂ソフト売上高の29.4%程度でしかなく、デジタル売上高比率よりも本数比率の方が上という歪な状態になっているんですよね。

 何故これが歪なのかというと、決算説明資料にもある通り

※ デジタル売上高の計上は原則として、自社ソフトウェアはグロスで計上(総額表示)し、他社ソフトウェアはネットで売上計上(純額表示)しています。他社ソフトウェアはソフトメーカー様等との契約に基づき当社が受け取る販売手数料を売上として認識し、計上しています。

 ストアのショバ代三割をサードからせしめているだけでなく、自社ソフトはグロスで計上とかしちゃってるんだけ堂。
 このように、本来であれば1本あたりの取り分はフィジカル版に比べ数割程度上がっている筈だからなのです。

 実際、PSプラットフォームの場合はデジタルソフトウェア売上高が上と同期間(2022年3月期の通期)で5708.42億円と任天堂の2.5倍を超えているんですけど、デジタル売上高比率が81.6%なのに対して本数比率は下にあるように66%。

 ここから何が分かるのかというと、任天堂はやたら濫発しているデジタル専売だったタイトルのフィジカル版によってソフトの販売本数とデジタル本数比率を水増ししているって事ですかね。

 これは別段極論を持ちだしているわけではないのです。

[My Nintendo Store: 2021年 年間ダウンロードランキング]

 この中で基本的にデジタル版として発売された低価格/インディゲームはというと2位の「Among Us」、6位の「ヒューマンフォールフラット」、15位の「Overcooked2」、19位の「ふたりで!にゃんこ大戦争」、24位の「ドラゴンクエストIII」、29位の「Undertale」という所ですが…
 しかし、改めて見ても任天堂ハードで売れるのは任天堂ソフトばかりですね。

 じゃあこれらは“デジタル専売タイトル”なのかというと、

Among Us: Crewmate Edition - Switch(【同梱物】オリジナル壁紙セット(全6種/DLコード)、MIRA HQ ホログラムアクセスカード(全12種/ランダム封入)、インポスターステッカーシール、3Dレンチキュラーケース、THE SKELDのマップ、各種DLCプロダクトコード 封入)
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ヒューマン フォール フラット
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Overcooked (R) 2 - オーバークック2
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ふたりで! にゃんこ大戦争 -Switch (【同梱特典】・パッケージ特典シリアルカード×1(DLC「発売記念キャラセット」(ネコブラザーズとネコピコハンが各1体)(DLC「対戦応援超お得セット」(ネコカン1万個とグランドン部隊のキャラ5体セット) 同梱)
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Dragon Quest I, II & III (1, 2 & 3) Collection (輸入版)アジア
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UNDERTALE - Switch (【永久封入特典】ストーリーブックレット 同梱)
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 こんな具合ですからね。

 フィジカル版を出したところで売れるのだろうか、というインディゲームのフィジカル版が出ては行方知れず(於ファミ通ランキングTop30)になっていく任ッチですが、その背景には上記のような“フィジカル版併売ソフトの販売本数とデジタル販売本数比率”を盛るためという理由があったという。

 “ネットの旗色”の為に金をどんどん溝に注ぎ込んでるんだから筋金入りのゲハ脳企業なんですよね、任天堂様って。

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