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 ソフトの販売本数では三割を超えるぐらいとの話を辻本社長がしていたのですが、比較的取り分が多いデジタル販売で売上高比率がむしろ下がる辺り、PMR民は偉そうなことを言っていてもセール乞食ばっかりなんですよね。

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[カプコン: 通期 決算説明会 代表取締役社長 辻本 春弘 説明要旨](pdf)

 カプコンの辻本社長がこれからはPCとか言いだした件。

近年、デジタルでのソフト販売を前提にしたPC プラットフォームの普及により、ゲーム専用機が発売されていない国や地域でもゲームソフトが販売できるようになり、当社の販売地域はご覧の地図のように大きく広がりました。

現在では200 を超える国や地域に向けて、過去作を含む300 タイトル以上を販売しており、PC での販売本数比率は、全体の3 割を超えるところまで成長しています。

 販売本数比率は三割を超えるところまで成長した、というのですが。

[カプコン: 2022年3月期 有価証券報告書](pdf)
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 2022年3月期の“主要な顧客ごとの情報”では半ライスのPC(Steam)版発売もあってかValve Corporationからの売上高が172.21億円と、任天堂株式会社からの売上高122.5億円を上回っているのですが、これはデジタルコンテンツ(AM除くゲーム)事業の売上高875.34億円における構成比二割程度と、販売本数比率に対して低めになっているんですよね。

 恐らくXboxプラ向けの売上高比率は任天堂向けのそれとどっこいぐらいでしょうし、PSプラットフォーム向けの売上高が過去最高収益を行進し続けるカプコンのゲーム事業売上高、その半分程を稼ぎ出しているという。

 というのも丼勘定過ぎるんだガーと言われるかもしれませんけど、MSのゲーム事業売上高ってゲーパスで一旦自社に集めても任天堂とどっこいぐらいですからね。
 根本的にソフト売れてないんですよアレ。

 そんなにPSプラットフォームの比率が高いというなら主要な顧客にSIEが出てこないのは何故か?という疑問も湧いてくるわけですけど、PSプラットフォームの場合はフィジカル版の流通とデジタル版の流通が別個、かつ各地域で別の取引相手という扱いになっているのではないでしょうか。
 カプコンの場合自社流通ですしね、基本的に海外でも。
 それはそれでじゃあ任天堂は何なんだという話になりそうですが…任天堂は基本的に日本の本社に集約されていますし、後は半ライスを一旦棚に上げた分があったりするのでしょうか。

追記:SIEの方ガーとかニシくんが頑張ってましたけど、SIEの取引先というのは株SIEの他に欧米でそれぞれ別になっている事は間違いない…という認識がニシくんの中に存在しない、或いはそう信じたくないって事ですかね。

[日本一ソフトウェア: 第28期 有価証券報告書](pdf)
 これは前々期の有価証券報告書ですが、「SONY INTERACTIVE ENTERTAINMENT AMERICA」が主要な顧客に名を連ねていますし、セガも株セガゲームスとセガオブアメリカが、コーエーテクモも米法人が別々の扱いになっている事が分かります。

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