
中小デベロッパ再編の流れもあるんですかね。
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[公式サイト]

シフトで「GOD EATER」「フリーダムウォーズ」を手がけた保井俊之氏が代表取締役を務める株式会社TVT、Tokyo Virtual Theoryの頭文字だそうです。
今回本格始動、とはいうものの立ち上げは数年前、2019年1月だったそうで。
角ンゴから鳴り物入りでリリースされた「エンゲージプリンセス」が約半年でごサ終する前ですから、その頃にはあれも駄目そうだという流れではあったのかもしれません。
それから暫くは案件などを手がけていたようです。
ゲーム関連では「神椿市建設中。EMERGENCE」しか掲載されていないようですが。
[PR TIMES: 株式会社TVT本格始動および新規プロジェクトのお知らせ - 『パタポン』『GOD EATER』の開発者が集まり新規ゲームを開発中!]
[電ファミニコゲーマー: かつての“心残り”を実現するため…? 『パタポン』『フリーダムウォーズ』の開発者が集結した新スタジオ『TVT』。その根底にある「ゲームやろうぜ!」の頃への原点回帰とは]
今回は自社エンジンの「Theory Engine」発表並びに現在計画中の2本のプロジェクトを発表。
【進行中プロジェクト】
オリジナルエンジン『Theory Engine』の研究開発と、内外のベテランクリエイターを集結させた2本のプロジェクトが進行中です。
『Theory Engineの研究開発』
自社で研究開発を行っている『Theory Engine』は大規模なネットワークゲームの開発を目的に開発したミドルウェア技術です。リアルタイム性の高いMOアクションゲームを作れるオープンプラットフォームなネットワークエンジンであり、このエンジンを使用することで、「より速く」、「より多人数」で、「ゲームサーバーレスで快適」な環境を提供することが可能となりました。このエンジンのフラッグシップモデルとなる自社開発のゲーム作品はもちろん、外部へのライセンス事業も視野に入れたビルドアップを引き続き行ってまいります。
リードエンジニア:佐竹克一(『GOD EATER』)
エンジニア:榎村大典(『GOD EATER』/『SKY GUNNER』)
エンジニア:髙橋俊成
『Project JabberWocky』
本タイトルは『パタポン』のディレクター小谷浩之とサウンドクリエイター足立賢明による新作リズムアクションです。可愛いキャラクターたちが織りなす独特な世界観を持つ作品となります。
Theory Engineのゲームサーバーレスによるマルチプレイを実現するタイトルとして開発中です。
ディレクター:小谷浩之(『パタポン』/『XI[sai]』/『ブラボーミュージック』/『SKY GUNNER』)
プロデューサー:坂尻一人(『THE EYE OF JUDGMENT』/『禍つヴァールハイト』)
サウンド:足立賢明(『パタポン』/『LocoRoco』/『グランツーリスモ』)
メインアーティスト:Nelnal(Twitter: https://twitter.com/nelnalium)
『Project Shaz』
本タイトルは『GOD EATER』の開発スタッフによる最新マルチプレイアクションゲームです。保井俊之と福島智和の『フリーダムウォーズ』のタッグで作り出される新たな物語にご期待ください。
Theory Engineの多人数マルチプレイを実現するタイトルとして開発中です。
プロデューサー:保井俊之(『GOD EATER』/『フリーダムウォーズ』)
シナリオ:福島智和(『METAL GEAR SOLID』/『フリーダムウォーズ』)
ディレクター:中舎健永(『.hack//G.U.』/『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』)
アートディレクター:輪くさすが(『LORD of VERMILION』/『Fate/Grand Order』)
電ファミ~に掲載されたインタビューを合わせて見ると、
■Project JabberWocky
プラットフォームはPCを前提にその他は検討中と。
プレイヤー達が船に乗って旅をしていくリズムアクション。
マルチプレイヤー前提で、ローグライクのような要素も。
「ラタッタ」というキャラクターが船に集まって冒険していく。
パタポンに当たるキャラクターが「コーラス」というキャラクターで、歌っていると船についてくるという。
パタポンでは出せなかったワラワラ感を見せたい、とも。
ゲームとしては緩めのマルチプレイ、対戦要素も考慮。
■Project Shaz
「フリーダムウォーズ」の精神的後継作を目指す?マルチプレイヤーPVPVEアクションだとか。
こちらもシナリオは福島氏、サウンドは足立氏とフリヲと同じ顔ぶれに。
プラットフォームはこちらもPCをメインに他は検討中とされていますが、インタビュー中ではPS5も視野に入れたハイエンド機向けタイトルとして考えていると。
最大プレイヤー数は30名程度でアクション性が高め、茨ならぬ「鎖」を使った立体機動も。
陣取りルールも考えており、大型の敵と相対する複数のプレイヤーチームが対戦する要素も考えられているとか。
世界観としてはSNSが国になったような世界でSNS同士が対立している形に。
マルチプレイ対応とされているが、マネタイズによってゲームデザインは変わるかもしれない、と。
■Theory Engine
ネットワークエンジンで、マッチングサーバを介した後はP2Pでマルチプレイを行うためサーバの負荷が少ないとか。
TVTについては社員は現在12名で、委託と合わせて20名程度だとか。
立ち上げメンバーとその後集った社員については、SIEというか「ゲームやろうぜ!」繋がりという部分が大きかったようです。
2つのプロジェクトに関しては現在の所パブリッシャはついていないとか。
IPをクリエイターに属する物にしたいという考えがあるため出資者を探すのが難しい所もあるようですが。
独立系デベロッパの資金調達が難しい国内ですが、ファンも多いタイトルだっただけに上手く行くと良いですね。

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