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 ゲーム&ネットワークサービス分野(SIEが管掌するPlayStation関連事業)については次の記事で細かく取り上げる予定ですが、とりあえず直近の業績予想通りの業績ですね。

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[ソニーグループ: 2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) / 決算説明会資料 / 補足資料](pdf)

 ソニーグループの昨期決算、売上高は前期比10.3%増の9兆92115.13億円、営業利益は25.9%増の1兆2023.39億円、純利益は14.9%減の8884.06億円となっています。
 これだけ見ると純利益は減益しているように見えますが、後述の調整後純利益では前期比でやや増加していますね。

 今期、2023年3月期の連結業績予想は売上高が11.4兆円と15%程の増収を見込む一方、営業利益は1.18兆円と微減の予想になっています。
 この辺については、近年最初は保守的な予想を出しているから、という事もあるのでしょうが。

ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野

【2021年度の業績】
 売上高は、前年度比835億円(3%)増加し、2兆7,398億円となりました(前年度の為替レートを適用した場合、2%の減収)。この増収は、アドオンコンテンツを含む自社制作以外のタイトルを中心としたゲームソフトウェア販売減少などがあったものの、主に為替の影響やハードウェアの売上増加によるものです。
 営業利益は、前年度比ほぼ横ばいの3,461億円となりました。この増益は、アドオンコンテンツを含む自社制作以外のゲームソフトウェア販売減少の影響があったものの、主に製造コストを下回る価格を戦略的に設定しているプレイステーション®5ハードウェアの損失縮小によるものです。なお、当年度の為替の好影響は157億円でした。

【2022年度の見通し】
 売上高については、主にハードウェア及び周辺機器の売上増加、アドオンコンテンツを含む自社制作以外のゲームソフトウェア販売増加ならびに為替の影響により、大幅な増収を見込んでいます。営業利益については、前述の自社制作以外のゲームソフトウェアの増収や自社制作ゲームソフトウェアの増収の影響を見込むものの、既存スタジオのゲームソフトウェア開発費を中心としたコスト増、及びBungie, Inc.を含む2022年度に取引の完了を想定している買収にともなう約440億円の費用計上*により、減益を見込んでいます。

* 一定の仮定にもとづく試算を反映していますが、買収完了の時期及び完了時点の会計処理により、2022年度に計上される買収関連費用の金額は変更される可能性があります。

 名実ともに主力となったゲーム&ネットワークサービス分野の業績と見通しについてはこのように説明されています。
 今期の見通しは大幅増収見通し(後述)で、これはPS5が計画通り史上最高の販売(出荷)を達成できる見込みがあるという事ですかね。

 後は音楽分野でスマゲの減収が引き続き見込まれているものの、音楽配信事業でカバー出来る範囲のようです。

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 調整後純利益は前期比でやや増加。

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 金融事業以外は全体に増収増益を達成。

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 G&NS分野は今期、1兆円近い増収を見込む。

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 ゲーム事業は順調ですね、サードのソフトが減収とされていますがこれは微減程度と思われます。

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 音楽分野、昨期はスマゲが減収要因といわれるほどでは無かったと。

 補足資料を全く使っていませんが、これについては次の記事にて。

Horizon Forbidden West
・PS5 Horizon Forbidden West
(Amazon)
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