任天堂らしさに溢れていますね。
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[GamesRader+: Nintendo denies anti-unionization accusations amid complaints from former staff]
4/15にワシントンでNational Labor Relations Boardにより“任天堂は労働組合の活動を抑圧するために活動を試みた派遣社員を解雇した”としてNintendo of America及び人材派遣会社のAston Carterを相手取り提起された訴えについて、Nintendo of America側は
“訴訟を起こした元派遣社員は機密情報を漏らした廉で解雇された物で、労働組合結成の試みなどの活動は認識していなかった”
“任天堂はNLRBの調査には協力する、全従業員と契約社員に友好的な支えとなるよう全力で取り組んでいる”
と表明した、というのですが。
他からも任天堂の労働環境に対する不満が噴出しているようで、Twitterではある人が
“米任天堂時代は私の人生で最もストレスが溜まる酷い経験だった”
“彼らは正社員採用という人参をぶら下げ派遣社員を搾取しているが殆ど正社員として雇うことはない”
“同僚にもっと環境を良くしようと話していたらクビになった”
とTweet、他にも
“Platform Technology Development(本体機能開発?)部門でWiiU時代が終わりを告げるまでの5年ほど働いたが、派遣社員のままに留めるために毎年2ヶ月間の無給休暇を取得するよう義務づけていた”
だとか。
考えようによっては、任天堂における非正社員への不当な扱いを広めようとすることも“機密情報の開示”と言い張ることは可能かもしれませんね。
何というかアネクドートみたいな話になってしまいますけど。
任天堂と言えば、今も定期的に持ち上げられているこれ
[任天堂: 2013年6月27日(木)第73期 定時株主総会 質疑応答]
Q 10: 昨年度、今年度の売上高は6000億円の水準まで下がっているが、2000年頃は、売上高が同じような水準でも十分な利益を上げている。昨年度、今年度と営業赤字になっているが、コスト構造が同じならその頃と同水準の利益を上げられたはずである。コスト高になっていたのであれば、リストラを行ったほうがよかったのではないか。
A 10
岩田: (中略)
「なぜリストラをしないのか」ということですが、私たちは、どうしても数年サイクルで山と谷のあるビジネスをしております。もちろん、谷のときにもしっかり利益を出せて株主の皆様にしっかり還元し、株価が高い状態が維持されるというのが理想で、そこを目指すべきであるということには全くそのとおりだと思っております。ただ、短期の業績を求めてリストラをいたしますと、会社で働く人たちのモラール(士気)は下がり、その人たちが不安に怯えながら作ったソフトが本当に世の中の人の心を動かせるのかということがございます。私は、今の事業構造のままで、これからの為替のトレンドや今後のプラットフォームの普及度合いから考えて、しっかりと利益を出せる状態に変えていくことができると思っております。もちろん、無駄な経費を削減し、効率的な方法を追求するのは当然です。また、世の中ではリストラとして「たくさんの人の首を切ることによって業績を回復させる」ということもよく言われますけれども、任天堂では、それぞれの分野の社員が、それぞれの仕事の中身で貢献をして今の全体としての姿がありますので、その一部だけを取り出して「会社(の業績)が厳しいので会社を去ってほしい」とするのは、長期的に当社の力を強めることにならないと思っております。あくまで無駄な経費を削減し、より効率的な運営をするという方向性で、費用に見合った成果を出していきたいと考えております。ありがとうございました。
これNAGEEEEE。
こんな事を言いながら派遣社員を馬車馬のように働かせては切り捨ててましたという任天堂らしさ。
国内でも契約社員とかから搾り取っているんでしょうね、前にそういう告発もありましたし。
そういった歪みが中途採用のジャンルが多岐に渡りすぎている現状に繋がっているのかもしれません。
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