
結果、PS4のパケのみと比較してもサードの規模は大して変わらないと。
スポンサーリンク
[ResetEra: Media Create Sales: CY 2020 (2019 Dec 30 - 2021 Jan 03) [new+used] Sales]

・2020ゲーム産業白書 (Amazon)
前の記事に引き続きメディアクリエイトの2020年通年集計についてですね。
ソフト全体の総販売本数は3286万本で、これは前年の数字を二割以上も上回る大幅増となっています。
この中で圧倒的なシェアを獲得したのがNintendo Switchソフトで総販売本数は2464万本と全体の3/4を占める寡占状態…なのですがその内訳はというと、任天堂が(ポケモン含み)1653万本でこれだけで任ッチ全体の2/3を占めており…
更に任天堂以外のサードの任ッチソフトを上から並べると
・桃太郎電鉄 ~昭和、平成、令和も定番!~: 160万本
・Minecraft: 55.2万本
・ゼルダ無双 厄災の黙示録: 33.4万本
など上位は任天堂絡みのソフトばかり。
これらを含めると任天堂様から見てどうでも良いだろうサードに残された椅子は殆どないんですよね。
後はニシくんが好きなマルチソフト対決ですか…
「実況パワフルプロ野球2020」は任ッチ版が31.3万本に対してPS4版が17.4万本と大きな差が付いていますね。
あれだけプレイアビリティが低い劣化版を多く売ってしまったというのは良いのか悪いのか…
「ペルソナ5 ザ ファントム ストライカーズ」はPS4版が17.2万本と、任ッチ版の8.1万本に倍以上の差を付けています。
コア層が多いと任ッチ版のクソ長いロードとかが敬遠されるようになるのでしょうか。
シリーズタイトルが全然出ていないのに急に任ッチに出てもというのはあるかもしれませんけど、それ言い出したらペルソナの迷Qなんて何故に続編まで発売されたのでしょうね。
「聖剣伝説3 Trials of Mana」はPS4版が15.6万本に対して任ッチ版が11.1万本とそこそこ差が付いています。
ステマ姫じゃなかった「天穂のサクナヒメ」は任ッチ版が13.1万本に対してPS4版が8万本と。
ここでも任天堂様の息がかかっている、というか任天堂様がマしてるかどうかが任天堂ハードにおける売上の多寡に大きく関わっている事が窺えますね。
「真・女神転生III Nocturne HD Remaster」は任ッチ版が7.8万本に対してPS4版が6.4万本とあまり差が付かない結果に。
今年任ッチ独占でのV発売を控えているのに大丈夫なのでしょうか。
そろそろ面倒くさくなってきたので大雑把に行きますが、FFCCリマスタ版は任ッチ版が6.6万本に対してPS4版が3.8万本、さすがは任天堂ハードでクリスタルベアラーが頼まれたりしていただけの事はありますね。
FIFA21はPS4版が5.7万本に対して任ッチ版(レガシー版)が4.2万本、任ッチ版売れすぎですね海外比だと。
「ライザのアトリエ2」はPS4版が4.2万本に対し任ッチ版が3.6万本。何かニシくんが任ッチの方が売れるに決まってるとか言ってませんでしたっけ。
結論として、任天堂ハードはパッケージ市場のみが頼みであるにも関わらずPS4に対しさしたる差を付けられていない事が分かります。
PS4から見れば2世代前のハードを基準に作られた、言ってしまえばショボゲーであるにも関わらず任天堂ハードで際立って売れるわけでもないという。
発売直後だけでなく翌年度以降、また将来的なリマスタや移植による二毛作を考慮に入れると任天堂携帯機との同発マルチはマイナスにしかならないという厳然たる事実がありますね。
前も同じような事を書きましたが、任天堂携帯機に移植するのなんて十年後、二十年後に外注で丸投げすれば良いんですよ。
その方が逆に新鮮な感じがして無理矢理同発マルチで劣化させるより良い結果に繋がるでしょうし。
勿論、十年後、二十年後に任天堂ハードがあればの話ですけど。
PS4世代向けタイトル…といってもXbox市場が国内に存在しない以上必然的にPS4タイトルとなりますが、ともあれそこにおける最上位は「ファイナルファンタジーVIIリメイク」で97.1万本を販売。
初週68.8万本、消化率は94%超と極めて高い水準です。
次いでは「Ghost of Tsushima」が47.4万本を販売しています。
初週販売本数は21.1万本で消化率は95%超とこちらも超高水準。
「龍が如く7 光と闇の行方」26.2万本、初週16.1万本で消化率90%弱、「バイオハザード:RE3」が25.4万本、初週18.4万本で消化率84%、「The Last of Us Part II」が24万本、初週17.8万本で消化率80%…
何れも初週消化率が高め。
そりゃPSプラットフォームはリピートが早い事が特長ではありますがあまりに店頭在庫が切れているというのも印象が悪いというか、結果デジタル版に流れる結果を招いていそうです。
メディクリの消化率も角川GL集計と同じく、週内にリピートが間に合った分は母数に含まれていたと思いますし。
PS5への代替わりで更にパッケージ市場の重要性は低下する筈ですが、こんな具合で分かる事もそれなりにありますね。
とはいえそろそろデジタル版も集計に含めるなりしてくれないと市場の実態が把握できなくなりそうな所なのですが。

・PS5 6/10 ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード (Amazon)
.
無意味過ぎて何の価値もない資料だね。任天堂を讃えるためだけに続けてんでしょね。