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 歴史に関する記事はPS据置機を中心にまとめられており携帯機については簡単な言及ですが…
 久夛良木氏曰く、任天堂が突然裏切ってきたのは“任天堂が自社の管理体制を緩めたくなかったため”との事。
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[gameinformer: Issue Reveal – PlayStation: The First 25 Years / PlayStation The First 25 Years - An oral history of Sony’s big gaming play, and how it changed the world]
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 表紙はPS25周年で、これを記念する記事で数々のPSに関わる重要人物に話を聞いています。

Mark Cerny, lead system architect for PlayStation 5
Brian Fleming, co-founder and producer at Sucker Punch Productions
Takafumi Fujisawa, former Sound Group producer at Sony
Teiyu Goto, former member of Sony’s Merchandising Strategy New Business Group
Ben Heckendorn, engineer and YouTuber
Andrew House, former president and CEO of Sony Interactive Entertainment
Hermen Hulst, head of Sony Worldwide Studios
Masayasu Ito, executive vice president of Hardware Engineering and Operation at Sony Interactive Entertainment
Ken Kutaragi, former honorary chairman at Sony Computer Entertainment Inc.
Eric Lempel, senior vice president and head of Global Marketing at Sony Interactive Entertainment
Ted Price, founder and CEO at Insomniac Games
Siobhan Reddy, studio director at Media Molecule
Jim Ryan, president and CEO at Sony Interactive Entertainment
Manabu Sakamoto, former senior graphic designer, senior producer, director and senior art director at Sony
Angie Smets, studio director and executive producer at Guerrilla Games
Michiel van der Leeuw, studio director and tech director at Guerrilla Games
Evan Wells, president at Naughty Dog
Kazunori Yamauchi, representative director and president of Polyphony Digital
Shuhei Yoshida, head of Sony’s Independent Creators Initiative

 という豪華メンバーから各ハードに関するコメントを受け取っています。
 並び順は多分名字アルファベット順ですね。

 Web上で(一部?)公開されているのが上のリンクで後者の記事ですが、その中ではPS1登場前の出来事として、SFC周辺機器のPSについても触れられており、これについてSCEの創業者でSFCのサウンドチップ設計なども手がけた久夛良木健氏がコメントしています。

 “任天堂は歴史に名を刻む素晴らしいゲーム機とゲームを持つ素晴らしい会社です。彼らの遺産で大きな割合を占めているのがSNES(SFC)ですが、ソニーはこれにデジタルサウンドチップとワークステーションを基礎に置いた開発ツールを提供していました。残念ながらソニーがゲーム産業の進化を望んでいたのに対し、任天堂は確固たる自社の管理体制を維持することを望んでいたため両者の協力関係には溝が生じ最終的に袂を分かつ事になりました。しかし、各サイドが自社の強みを発揮出来る道を選んだためにビデオゲーム産業はそれ以前は夢にも見なかったような高みに至りました”

 とコメント。
 任天堂がギリギリの状況で裏切ってきたのは、初心会や製造委託費といった既得権益は少しでも崩したくないと思っていたのかもしれませんね。
 ただ、PS1について語る部分でCerny氏が光学メディアを標準採用してトップシェアを獲得した最初のハードであると話しつつ、従来のカートリッジメディア採用ゲーム機はパブリッシャにとっては儲けが全然出ないし消費者にとってはソフトの価格が上がる悪夢のような状況だったと話していますし、今も昔も任天堂は自社が儲けるにはどうするかしか考えてないんでしょうね。

 携帯機については簡単に触れられていると書きましたが、PSPに関してはHouse氏が久夛良木氏が携帯機事業への参入を嫌がっていた、最終的にはメディアとエンタテインメントを統合するスマートデバイスが携帯機器として台頭することを予期していたからだと話す一方でPSPは特に日本で成功したと話し、PSVitaについては現社長のRyan氏がPSVitaはあらゆる点で輝かしく素晴らしいゲーム体験を提供していたが、今はもう現役を退いたものだとコメント。
 携帯機ビジネスについて今後やらないと言っている物ではないですね。

 そもそも据置ゲーム機自体が繰り返し“汎用機であるPCに取り込まれて消滅する”と言われ続けてきて未だに続いている物ですし、携帯機に関してもスマがあったところで、その機能を取り込みつつ3-4万円程度の投資で十数万円もするハイエンドスマ以上のゲーム体験が出来る携帯デバイスには需要がある筈なんですよね。
 その基準から考えると全く及ばない出来損ないの任ッチですらPSVitaの頃は携帯ゲーム機市場は終わったと言われていた欧米においてもある程度携帯機として売れてしまっている事を考えると、携帯ゲーム機に引き続き需要が存在している事実をしめしていますし。

追記: タイトルの誤変換を一箇所訂正しました、ご指摘有り難うございます。

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