と、IGNで公開されたインタビュー…ひょっとしたら合同かもしれませんが、にて話していた模様です。
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[IGN jp: 小島監督独占インタビュー ゲリラゲームズとの協働エンジンについて]
インタビューはPSX2016の当日に米国で行われたもののようで、小島秀夫監督の他にテクニカルプロデューサーを務めるマーク・サーニー氏、Guerrilla GamesのHermen Hulst氏がインタビューに答えています。
小島:TGAで発表したDeath Strandingのムービーがあるんですけど、それがリアルタイムで、PS4Proで4Kで動いてるというのを皆さんにもう一度確認して貰います。(記者へのプレゼン?)E3のティザーは別のエンジンで、どのエンジンで動いてるかというのを今日(PSX2016の講演で)お話ししたんですけど、今年の一月にマークさんと一緒に世界中のスタジオを訪問して、一番最適なエンジンはどれかっていうのを旅をして頂いてその中で出会ったゲリラさんのエンジンを使って、コラボをして、よりいいゲーム、よりいいこれからの業界を作っていこうということの決意表明みたいなことを公開しました。
とコメント、これは出島エンジンの発表に纏わる辺りですね、以下はダイジェストですが、
サ:エンジン選考は2週間にわたり世界を巡った / Guerrilla Gamesを最後にとっておいた、気に入ると踏んでいたので / 他のスタジオも基本的に見な親切で、何百頁ものスライドでプレゼンをしてくれた / そしてゲリラゲームズのハーマンは素晴らしい人 / プレゼンのセレモニーをしたりエンジンをUSBストレージで渡してくれたり / そして“貴方はこのエンジンを使う事になる”と力説し、その通りになった
Hulst: 積極的な協力関係を築いている / コジプロの熱意に触れ純粋に助けになりたいと思った / 構想を実現する障壁があったら悲しいので / 両者の関係がコードを単に渡すより豊かな関係と気付いた / コラボはすぐ具体的なものになった
小島:オープンワールド周りのシステムが構築されていて助けになる / そこからどういう方向にするかを決めるのが大きかった / エンジンを使いこなせるか、Horizonと違う世界を作れるかという検証期間は結構長かった / その集大成がPSX2016で公開したティザーとなる
サ:このようなコラボは見た事が無い、エンジンは元々Guerrilla Gamesがコジマプロダクションに提供する(一方通行な)ものだったが、今は完全に協働している / 両者が同じコードを使っており、完全なコラボレーションが必要になる / 両者の知見が両者に利益をもたらすが、変な事をすれば相手のゲームも大変な事になるので信頼関係が必要になる
Hulst: コジマプロダクションのプログラマの隣にGuerrilla Gamesのプログラマが座っていて、互いに声を掛け合う事が出来る。コミュニケーションを妨げるものを無くす為 / マーク・サーニーがいなかったらこれら全ては実現していなかった。彼はハードウェアアーキテクトであり、ゲームのクリエイティブディレクターでもあり、ほぼ全てのスタジオの技術者のリーダーを知っており、様々な文化に対しても理解がある得がたい人物
サ: 単一プラットフォームに焦点を置くメリットでもある / ハードウェアの細部まで技術を知り、それをエンジンに活かす事が出来る。これは非常に効果的 / GuerrillaもNaugtyも、よりポリゴン数を引き出す術を見つけたようだ
小島:例えばアロイちゃん(Horizonの主人公)の髪の毛、すごいポリゴン数になっていてちょっとびっくりした、物凄い豪華 / 僕らもそれを使っても良いが、違う方法でリアルに見える方法もあり、意見交換しつつそれぞれ良いものを使う
Hulst: コジプロには完璧を追求する姿勢を感じた / 両者のスタッフが隣通しで真摯に開発に取り組んでいる
小島:素晴らしいエンジンで描画が凄いが、よく見える方法って色々あって、それぞれ工夫して作っているのでキャッチボールし合う事で、選択するにしても選択肢が増える / 選択肢が広がってありがたい / ライティングの当て方やカットの変え方は僕が得意としているので、見て頂いて参考にして貰えるかと
Hulst: コジプロが新しい技術を見る時細かい部分も見逃さない
小島:いいエンジンだが心配だったのは、改良する上でHorizonと似通ったものになってしまったら迷惑になってしまう、独自の世界観が出せるかどうかが心配だった / 色味やボーン、使いこなせるかの検証をしていた
Hulst: 小島監督はDeath Strandingに対し100%の責任を負い、Guerrilla GamesはHorizon: Zero Dawnに対し100%の責任を負っている / Horizon: Zero Dawnはもうすぐソフトの生産段階となり制作はほぼ完了しているが、コジプロとのコラボはGuerrillaの将来のゲーム開発にとっても大きなメリットがある
小島:今はあのティザー情報で楽しんで欲しい、来年から本格的な制作に入る予定
といった内容ですね、この話からするとコジマプロダクションは準ファースト的な扱いを受けているというか…中で出てきている話からしても、コジマプロダクション設立時の将来的なマルチプラットフォーム展開を考慮というのはひとまず考えないでの制作となっていそうです。
PS4専用としてきっちり最適化した場合、PCで動かせる要求スペックが非常に高いものになってしまうでしょうし。
例えばハイエンドビデオカード必須とかなったりすると明らかにPS4よりユーザー数少なくなるでしょうし。
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