35641Gehasansuu0
 曰くソニーの純利益が824億円で、営業利益と税引き前利益に計上されたのが649億円だから“引いて175億円となります”だそうです。引き算が出来るなんてゲハ脳過ぎるBlogにしては立派な事ですね。すごいすごい。
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 当ブログのコメント欄より。

[FC2blog - ゲハを斬る!:ソニーの15年第1四半期は純利益824億円の黒字と発表!!]

管理人コメント

数字だけ見ると非常に絶好調と言えます。ですが、

「オリンパス株の売却益(468億円)」
「持分法適用会社を完全子会社化(181億円)」

これらを合計すると649億円となり、これらの上乗せがなかった場合は175億円の純利益となります。(それでも昨年の純利益268億円(内資産売却益は196億円)に比べるとかなり改善したと言えますが)

それと、ソニーは毎年1Q(第1四半期 )は好調だがそれ以降は赤字・・・というのを繰り返しています。(そして通年では真っ赤です。昨年もそうでした)

正直に言いますが、1Qのソニー=黒字はもはやお約束と言えます。 大事なのは2Q以降・・・それで本当に業績が改善したかどうかが判明します。

少なくても現時点で「ソニー大黒字で大勝利」とはしゃいでいるのは「仕事」で騒いでいる者かそうしないと自我が保てない人達ぐらいでしょう。

それにしても任天堂やMSの業績の記事は作成するのは簡単なのですが、ソニーの業績記事は作成に毎回手間取ります。
「ソースはソニー」を鵜呑みにするのはとても危険な事ですから。

 ののはは。
 いつもながらどうしてこういう半角全角の混在が生じるのでしょうね。
 これタイトルにもあるように何で営業利益や税引き前利益に計上された数字を純利益から引いてるんだよというのがまずありますが、

[ソニー:平成28年3月期 第1四半期決算短信〔米国基準〕(連結)](pdf)

 営業利益は前年同期の698.14億円に対して969.07億円、税引き前利益は683.77億円に対して1387.1億円、純利益は268.08億円に対して824.41億円となっています。この内事業以外での収益がどの程度あるのかですが、

 営業利益は、前年同期比271億円増加し、969億円となりました。この大幅な増益は、主に、後述の再評価
益を計上した音楽分野の増益、及びデバイス分野の増収の影響によるものです。一方、MC分野では為替の
悪影響、映画分野では映画製作における劇場興行収入及びテレビ局向けライセンス収入の減少などによる損
益悪化要因がありました。

 なお、当四半期の営業利益には、音楽分野においてSony Music Entertainment(以下「SME」)が、持分法
適用会社であったOrchard Media, Inc.(以下「The Orchard」)を100%子会社とした結果、既に保有してい
た持分51%を公正価値により再評価したことによる利益151百万米ドル(181億円)が含まれています。また、
ロジスティクス事業に関する合弁事業開始に関連して、事業の一部を売却したことによる123億円の売却益が
全社(共通)及びセグメント間取引消去に含まれています。前年同期の営業利益には、御殿山テクノロジーセ
ンターの土地及び建物の一部売却にともなう売却益148億円が全社(共通)及びセグメント間取引消去に計上
されていました。

 その他の収益(費用)(純額)は、前年同期に比べ432億円改善し、418億円の収益となりました。この改
善は前年同期に㈱スクウェア・エニックス・ホールディングスの株式の売却益48億円があったものの、オリ
ンパス㈱の株式の一部売却にともなう売却益468億円、及び前述のロジスティクス事業に関する合弁事業開始
に関連した株式の売却益27億円によるものです。

 ロジスティクス事業については合計150億円?があるようですが、内部消去がどの程度あるかが不明ですね。

 この記事の関連記事が「ソニー14年第1四半期の「ゲームを含むエレクトロニクス」事業は実質80億円の赤字と判明!!」とかになっているのに今回はエレクトロニクス事業にもゲーム事業にも一言も触れていないというのはある種の受け狙いなのでしょうか。
 “ソニー2015年度第1四半期の売上高と営業利益は前年同期を大幅に上回る2886/195億円と判明!!”とは口が裂けたら言えなさそうですし、そうでないけど全く触れていないですね。
 ほらゲーム事業には

 G&NS分野の売上高は、前年同期比12.1%増加し、2,886億円となりました(前年同期の為替レートを適
用した場合、7%の増収)。当四半期において、「プレイステーション 3」(以下「PS3®」)のハードウ
エア及びソフトウエアは減収となりましたが、「プレイステーション 4」(以下「PS4TM」)のソフトウエア
の増収、PS4TM周辺機器の販売台数の増加、ならびに為替の影響などにより、分野全体で大幅な増収となりまし
た。

 営業利益は、前年同期比151億円増加し、195億円となりました。コストの米ドル建て比率が高いことに
よる米ドル高の損益に対する悪影響、及びPS3®のソフトウエアの減収がありましたが、PS4TMのハードウエア
コスト削減、前述の周辺機器の販売台数の増加、ならびにPS4TMのソフトウエアの増収の影響などにより、分
野全体で大幅な増益となりました。当四半期の営業利益には、2011年度に受けたPlayStation®Networkなど
のネットワークサービスへのサイバー攻撃による損失に対する保険収益47億円が含まれています。なお、
為替の悪影響は156億円でした。

 とか書いてありますよ。保険ガーとか言ってみたらどうでしょうか。出来ないのはそれをさっ引いても前年同期より大幅に業績が改善されているからなんでしょうか。

 ゲハ脳過ぎる人がソニーの決算関連でどうやってソニーガーするかに毎回苦労しているというのは良いことなのかもしれません。

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