
先の記事は中国語が分からないのでいい加減な内容になっていましたが、現地で取材してきたメディアの記事が上がり始めているようです。
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改めてですが、プレスカンファレンス中継のアーカイブは現地動画サイトに掲載されています。
[土豆:PlayStation - Sony playstation 发布会]
中国語同時通訳で日本語スピーチも分からない上にあまり安定して接続できない感もありますが…
ともあれプレスカンファレンスのレポートは以下に。
[ファミ通:“2015 PlayStation Press Conference in China”に見る、中国市場におけるプレイステーションフォーマットの可能性 カギを握るのは日本のビッグタイトル]
[GAME Watch: SCESH、中国にて「Project Morpheus」を初公開 PS4版「FFXIV」、「ストリートファイターV」の中国展開も発表]
[GAME Watch: SCESH、中国向けPSタイトル第2陣を大量発表 加速するSCEの中国展開。2016年までに新たに70タイトルを投入]
この辺SCEJAと各地域のSCEの使い分けはどうした物かという所なのですが…SCETとかSCEHK、SCEKみたいな呼称が残ってはいるものの会社としてはSCEJAが上に来るようなのでSCEJAとしています。
アジア地域だとSCEJが一番最初に廃れた感。まあ地元なのでSCEというかソニーで通ってる部分が大きいのでしょうが。
ともあれ、上海で開催されたChinaJoyでのカンファレンスという事でメインはイベントでの展示内容と簡体字中国語でのタイトル展開の紹介となっており、カンファレンスではまずProject Morpheusの紹介からとなっていたようです。
Project Morpheusの試遊出展はサマーレッスンやセガ初音ミクVR技術デモなど4タイトルで、検閲に引っかかりそうなタイトルは出展を控えたとの事。
サードパーティのタイトルでは「ストリートファイターV」と「ファイナルファンタジーXIV」の簡体字中国語での展開がサプライズ発表。
FFXIVについては中国でPC版の運営を行っている盛大遊戯とのパートナーシップを結び、SCEJAもサポートに入ってのサービスとなるようです。
また韓国からいつ出るかよく分からないままの「Kingdom Underfire II」、台湾から「仙剣奇侠伝 六」「三国戦紀」といったタイトルの簡体字中国語ローカライズがアナウンスされた他、現地デベロッパが「King of Wushu」など30タイトル近くを発表。
多くがインディーズとの事ですが、総計70タイトルを発表しカンファレンスでは101社が簡体字中国語タイトルを開発しているとPRされていたようです。
その他
・Journey
・Just Dance 2015
・討鬼伝極
・Warframe
・Child of Light
・Castle Storm
等々のタイトルが発表されており…国産では
・聖闘士星矢ソルジャーズ・ソウル
・英雄伝説 空の軌跡FC Evolution
・Mighty No.9
・真・三國無双7 Empires
・ソードアート・オンライン ロスト・ソング
更にアーケードアーカイブスも、

といった辺りの国産タイトルが発表されていたようですね。
現時点では中国で出せるソフトとなると比較的国産タイトルとの相性が良いのかもしれないですね、お布や肌色過多のタイトルは難しいようですが。
[GAME Watch: SCEWWSプレジデント吉田修平氏インタビュー アジア全域で高い「Project Morpheus」への期待感。すでに開発にも着手]
SCEWWSプレジデントの吉田修平氏と、SCEJAデピュティプレジデントで日本以外のアジア地域を統括する織田博之氏へのインタビューも。
・Project Morpheus向けのコンテンツはセンサーシップに通りそうな物から選んだ。初音ミクが大きく取り上げられているのは現地の人気も考慮して
・現地でもProject Morpheusへの期待感は高いので、現段階で発売すると発表はしていないが早く発売したい
・アジア地域のデベロッパともProject Morpheusに向けた契約を始めている
・発売から一年半時点ではPS3の三倍ぐらいの垂直立ち上げになっている
・アジア地域では経済水準の向上と共に海賊版のゲームへの抵抗感が生まれ、正規版のゲームを買う流れが出ている。ゲームが売れる市場になったのでソフトが出るという好循環に
・台湾ゲームサイトの情報が中国に流れている部分がある
・SCEJAの添田氏が現地で人気で、交流イベントを毎週色々な所で開催している
・中国はメディアもファンも若い層が多い
・SCEWWSのタイトルは、始めから検閲に通りそうも無いタイトルは別として最初からアジア地域でのローカライズ時期に差が出ないように計画に組み込んでいこうと考えている
・アジア地域のデベロッパには外注を行っていることも多く、例えば台湾EXPECはSCEWWSの30タイトルのアセット外注を請け負っている。そういったデベロッパがオリジナルをやりたいとなるのではと注目している
・SCEWWSの海外制作タイトルは日本よりアジア地域の方が売れている、タイトルによっては10倍差が付くことも
といった話が出ていますね。
台湾XEPECはアンチャーテッドのアセット外注が取り上げられていた事がありますが、幅広く手がけているようです。
これは仕方ない部分もあるのですが、今後はアジア地域の市場を意識せざるを得なくなるでしょうし、スマにばかり目を向けているとデベロッパの能力でも追い付かれる日が来るのかもしれません。

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