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 第3四半期時点での予想をやや上回る結果となっていたようです。

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[ソニー:平成27年3月期 決算短信〔米国基準〕(連結)](pdf)

 売上高は前期比5.8%増の8兆2158.8億円、営業利益は158.7%増の685.48億円、純損失は1259.8億円となっています。
 今年度…平成28年3月期の連結業績予想は7兆9000億円の売上高、3200億円の営業利益、1400億円の純利益を見込むと発表されていますね。比較的手堅い予想ではあるようです。

【連結業績概況】
 売上高及び営業収入(以下「売上高」)は、前年度比5.8%増加の8兆2,159億円となりました。この増収
は、主に、為替の影響、「プレイステーション 4」(以下「PS4TM」)が好調なゲーム&ネットワークサービ
ス(以下「G&NS」)分野の大幅な増収、イメージセンサーが好調なデバイス分野の大幅な増収によるも
のです。一方、主にPC事業を収束したことによりその他分野の売上高は大幅に減少しました。前年度の為替
レートを適用した場合、売上高はほぼ前年度並みとなります(前年度の為替レートを適用した場合の売上高
の状況については11ページの【注記】をご参照ください)。

 全社の概況でも触れられるほどPS4は好調ではあるようです。
 営業利益が大きく減っているのはモバイル・コミュニケーション分野の営業権減損計上が1780億円あったからですが、当初の赤字予想からは大分改善されていますね。

[ソニー:平成27年3月期 決算プレゼンテーション資料](pdf)

 2014年度のセグメント別業績は以下の通り。
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 ゲーム&ネットワークサービスは前年度の1兆439億円の売上高、188億円の営業損失から1兆3880億円の売上高、481億円の営業利益となっています。概ねモバイル・コミュニケーション分野が原因ですね…

 4Q単独でのセグメント別業績は以下の通り。
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 ゲーム&NS部門は前年度、日本でのPS4ロンチなどがありましたが、今年度も前年度とほぼ同じ規模を維持、営業損失については改善されています。これ は同期間(2015年1Q、MSのFY2015 Q3)において売上高が24%低下したXbox事業とは対照的な結果です。

 2015年度のセグメント別業績見通しは以下の通り…
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 ゲームに関しては昨年度と同規模程度の予想となっていますが、微減程度の予想をしているのは他の分野も同様ですね。それでもモバイル分野の大幅業績改善により全社では営業利益がかなり上がる予想となっています。

 分野別の実績と予想を見ると、
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 昨年度は据え置き機1790万台を出荷し内PS4は1480万台、PS4の総出荷台数は2230万台に達しています。PS4の売り上げに関しては3/4 のリリースにおける2020万台から新たな情報が出てはいませんが、FY13と14の合計では据え置き機がPS4/PS3合算で3250万台と、MSの Xboxシリーズ出荷が2013/6-2015/3の期間に2230万台だったのに比べほぼ1.5倍程度の規模となっています。
 ちなみに任天堂は…まだ通期の決算が発表されていませんが、2013年度が394万台、2014年度が第3四半期時点の見通しで410万台、合わせて…?[
 というのはさておき、PS4のFY15通期予想出荷台数は1600万台とされています。携帯機やソフト、ネットワーク周りの売り上げについては予想が出 ていませんが、携帯機の出荷台数が当初見込みの350万台からやや減ってはいるものの、ソフトウェアとネットワークの売上高は順調に増えていますね。

 この他テレビ事業が黒字化を達成したりしていますが省略、研究開発費は
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 概ね前年度と同程度を見込んでいるようです。

 FY12からのセグメント別業績もありましたが、
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 FY14のゲーム事業はFY12-FY13の営業損失を補ってあまりある結果を出しています。

 主要製品の販売台数&売上高を見ると、
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 4Qは前期比でハードの出荷が減少しているものの、ソフト&ネットワークの収益が安定した基盤となりつつある事が見てとれるます。この辺もMSのXbox事業と差が付いた要因の一つかもしれませんね。

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