
ソニーのゲーム&ネットワークサービス分野ガーとか騒いでいたばっかりに…ってこうなることは想定できたのではないかと思いますが。
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[任天堂: 2022年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明資料(ノート付)](pdf)
ノート無しの決算説明資料が公開されなくなっていますね。
ともあれ、任天堂の第1四半期決算は売上高が前年同期比9.9%減の3226.47億円、営業利益が17.3%減の1197.52億円、経常利益が14.4%減の1286.1億円、純利益が12.9%減の927.47億円と全項目で減少。
まあBloombergのアホが書いてた記事よりはましだったっけ…?
前年同期が異常な程の増収増益を記録していただけに、ハードウェアの販売を伴うプラットフォーマーにあるまじき営業利益率を引き続き記録してはいるのですが。
●連結経営成績に関する説明
当第1四半期(2021年4月~6月)の状況は、Nintendo Switchでは、4月に発売した『New ポケモンスナップ』(※)が207万本、5月発売の『ミートピア』が104万本、6月発売の『マリオゴルフスーパーラッシュ』が134万本の販売を記録し、それぞれ好調な滑り出しを見せています。また、『マリオカート8 デラックス』が169万本(累計販売本数3,708万本)、『あつまれどうぶつの森』が126万本(累計販売本数3,389万本)の販売を記録するなど、前期以前に発売したタイトルも好調な販売状況が続いており、ソフトウェア全体の販売に貢献しました。加えてソフトメーカー様のタイトルも同様に販売を伸ばしたことで、当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカー様のタイトルも含めて9タイトルとなりました。これらの結果、ハードウェアの販売台数は445万台、ソフトウェアの販売本数は4,529万本となりましたが、前第1四半期は『あつまれどうぶつの森』(2020年3月発売)がハードウェア、ソフトウェアの販売を大きく牽引していたため、前年同期比ではハードウェアは21.7%減、ソフトウェアは10.2%減となりました。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、主にNintendo Switchのダウンロード専売ソフトやNintendo Switch Onlineによる売上が順調に推移したものの、パッケージ併売ダウンロードソフトの売上が減少したため、デジタル売上高は759億円(前年同期比24.9%減)となりました。モバイルビジネスでは、前期までに配信済みのアプリを多くのお客様に継続して楽しんでいただいており、モバイル・IP関連収入等の売上高は131億円(前年同期比0.6%減)となりました。
これらの状況により、売上高は3,226億円(うち、海外売上高2,512億円、海外売上高比率77.9%)、営業利益は1,197億円、経常利益は1,286億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は927億円となりました。
※国内では株式会社ポケモンが、海外では当社が発売・販売しているタイトルであり、207万本は海外での販売本数です。
任天堂の説明ではこう…ってポケモンが国内ではサード扱いにされている?またセコい事を始めましたね。
これについては折角なので別記事にしてニシくんのSwitchを入れてあげましょうか。
ソフトは全体で見ると10.2%減なんだけどデジタル売上高は3/4に減少と減少幅が大きく、任天堂市場の特殊性を示す物となっているようです。

むっちゃ棚卸し資産が増えてるんだけ堂。
1577億円ってPS5を頑張って生産してるソニーのゲーム分野より450億円かそこら多いんですが、OLEニシの発売を控えているだけでこんなんなるものですかね、任ッチ自体が余っている他に棚に色々と積んでいたりしそうです。

ゲーム専用機の売上高が順調に下落。
米大陸では微妙に増えているのですが、国内と欧州市場における下落が顕著な物となっています。
“その他”ランドとやらでは2/3ぐらいまで減ってますね。

販売(出荷)数量を見ると国内で横這い、欧米とその他で大きく下落。
その内訳を見ると重ニシの需要は比較的安定しているのですが、軽ニシの販売台数が日本を除く各地域で大きく減少。
ソフトの出荷本数については米大陸でやや増加しているほかは国内及び欧州、その他らんらんで大きく本数を減らしています。

ハード売上高比率はむしろ増えちゃってるんだけ堂。
デジタル売上高比率は大きく下落しています。

販売本数、販売台数が顕著に下落。
特に軽ニシ本体は前年同期の半分未満と壊滅的な状況に。
これは携帯機の需要が無いというよりは、軽ニシが限度を超えた欠陥機…
いや重ニシの方も大分限度は超えてるんですけど、それに輪をかけて酷い代物なのでさすがにこれは選ばないって人が多いのでしょうか。

デジタル売上高は顕著に下落、前年同期比で3/4程度まで減っているといいましたが、DL専売ソフトとDLC、ニシライン加入料等の売上高は前年同期よりむしろ増えていて、パッケージ併売ソフトの売上高は683億円から395億円へと激減。
具体的にいうと四割以上減っています。
普通に考えるとDL専売タイトルも同じく四割ぐらいは減っている筈ですけど…?
巣籠もり需要が衰えた時期に残るのがコアゲーマーという訳でも無い、というのが任天堂市場の特殊なところですかね。

なんと第1四半期に最も売れたのが「Newポケモンスナップ」で、それに次ぐのがマリオカート8DX(2017年発売)という不毛の大地。

海外売上高比率はやや上昇、ハード売上高比率も少し上昇、自社ソフト売上高比率は一割程度減少していますが…

デジタル売上高は大きく減少、比率も同様でパケ併売ソフトの売上高比率はその下落よりも大きく減少しています。


今後の主要製品発売スケジュールも悲惨な事になってますね。
というわけで今後の記事作成予定はポケモンの一件と主要プラットフォーマーの売上比較、どこぞのアホに一日足らずでブーメランがといった辺りでしょうか、結構忙しいですね。

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