
今週の週刊ファミ通発売後にしようと思ってそのまま忘れていた可能性もあったんですけどね、未だにアレを“ソース”にして「十三機兵防衛圏」が叩かれてるのを見かけるので。
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via ■■速報@ゲーハー板 ver.52309■■
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PS4【十三機兵防衛圏】開発陣インタビュー。戦闘パートに影響を与えたのはあの名作、「完成したことが奇跡」
http://ryokutya2089.com/archives/26271 [リンク]

・週刊ファミ通 2019年12月12日号 (Amazon)
十三機兵防衛圏のインタビューについて。
ヴァニラウェアからは神谷盛治代表、デザイナーの前納浩一氏と平井有紀子氏、アトラスの山本晃康プロデューサー。
「やってもやってもうまくいかない、原因がわからないまま1年が過ぎた。後に「」成立しない問題」があることが判明。シナリオをもとにキャラのアニメパーツを作ってなかったので組み合わせたときに違和感があった」
「ポーズを合わせるためにシナリオを変える。セリフを変える、だめならグラフィックを発注するということをぶつかりながら掘るかんじ。新しいコマンドの応用やデバッグも僕。一人でガリガリやった」
元は、前に中学生日記やアメリカのドラマっぽく展開したら受けるのに、と思ってやってみたら大変だった、「朧村正」のDLCのように神谷氏がシナリオ、前納氏がスクリプトでやる予定だったが…という話が出ているのですが、それに続く部分はというと、
神谷 やってもやってもうまくいかなくて、原因が分からないまま1年が過ぎました。そうしている途中にも「ドラゴンズクラウン・プロ」などを制作しましたが、そちらでもパッケージを描かなければならなかったりして、なんやかんやと僕の手が止まってしまうんです(笑)。それで「構想から何年も経っているのに、作りかたさえわからないのはアカン」と、僕がスクリプトを触ることにしました。
――それで原因は判明したのでしょうか?
神谷 “成立しない問題”がある事がわかりました。キャラクターのアニメパーツは“歩く”や“待機”といった基本動作用のものを活用していました。つまり、シナリオをもとに作ったわけではなかったために、組み合わせたときに違和感が出ていたんです。(以下略)
(スクリプトによる演技が)成立しない問題について説明が足りなさすぎる。
まあこれぐらいなら捉え方の差と見る事も可能かもしれませんが…
「時間制限アリにしようとしたらスタッフに不評だった」↓
神谷 (ADVパートを「シェンムー」みたいにしたいと思っていた事もあるという話から)強制的につぎのシーンに移行する、タイムアップなんてのもありました。僕はいい案だと思っていたんですが、スタッフには不評で(笑)。「正解のルートが見つからないと総当たりになるから、なんだかデバッグをしてるみたいだ」と。
前納 30秒経つと新しい生徒が教室に入ってくるとか。そんなの待っていられないですよね(笑)。
「バトルパートにロボットのカットインを入れようとしたらロボットを描けるスタッフが少ないという衝撃の事実が(笑)」↓
神谷 (RTSを日本のユーザーにも受け入れられるようにするにはどうすればいいか考えていたという所から)RTSベースでタワーディフェンスにすれば、まだ日本のプレイヤーにも敷居が低いかなと思いまして。そこにロボットのカットインを入れようとしていたんですが、……じつは、ロボットを描けるスタッフが少ないという衝撃の事実がわかって(笑)。
前納 そもそもリアルタイムのゲーム性とカットインは、合わないということもあります。
神谷 ゲーム全体が見通せておらず、どのくらいのカットインが必要なのかということもわからない時期でしたし……(以下略)
「弊社はスタッフが少ないので背景を使いまわして違うシーンを作ることをやってきたがその手段が使えないので苦労した」これは4gamerのインタビューでも出ていた、現代物の背景を使い回すとすぐ同じ場面と気付かれてしまうので場面を転換すると別の素材が必要になる云々ですね。
「バトルパートはこんな画面で許されるのか?とおもったがガンパレードマーチをみてこれでも行けると強行した」↓
「爆発はファンタビジョンみたいにした。綺麗なら女子も遊んでくれるんじゃないかな、と。そんなわけないか(笑)」
神谷 (バトル時のキャラが蒼いイメージで描かれている話の続きで)バトルパートは「作戦モニターっぽく」という方針だったので、背景など全体的にそういう雰囲気にしてくれたみたいです。
(怪獣の表現の話中略、抽象的な表現とするとの決定があった理由について)
神谷 理由は何個かあって……。戦略ゲームなので、「イージス艦のCIC(戦闘指揮所)の戦略画面みたいにできたら燃えるんじゃないか?」という考えがまずありました。
――フォトリアルではないだろうと。
神谷 そうですね。考えたのはいいけれど、「こんな画面でも許されるのかな?」と悩みました。そのときに『ガンパレード・マーチ』の戦闘画面を見て、「こんな感じでもイケるぞ」と強行したんです。爆発などは『ファンタビジョン』みたいに、景気の良い花火が上がるといいなと……。
前納 『ファンタビジョン』!懐かしい(笑)。
神谷 きれいだったら女子も遊んでくれるんじゃないかなと思って。そんなワケないか(笑)。
一同 (笑)。
どうも“手抜きでこうした”みたいなニュアンスに取られて(ミスリードされて)いたのでちょっと長めに。
こういうそれはちょっと違うんじゃないの?みたいなのが積もり積もって、面倒になって来たからまともなソース扱いはしないようにしよう、となったんですよね。
こういう所は速報スレで“フラゲGK”と呼ばれていた頃と変わっていないのでした。
ちなみに現在の速報スレではすっかりフラゲしない緑茶さんと化している訳ですが、
[必死チェッカーもどき: ハード・業界 > 2019年11月28日 > 4Fhb9Nwjd]
最初のレスの画像は電撃PSの上に「十三機兵防衛圏」通常版を載せて撮影している写真で、速報スレでは「Gジェネ」買わないの?と聞かれていましたが、よほど金に困っているとかでなければ任ッチ版を買ったから速報スレでのキャラ付から報告していないとかその辺じゃないですかね。
後は神谷盛治社長とヴァニラウェアの歩みで、「ドラゴンズクラウン」は当初カプコンにプレゼンしたが通らず、イグニッションからはグローバルに向けXbox対応としてとの注文があった(がイグニッションが撤退したのでPS向けでヒット)、ヒットはしたが今後も同じようなヒットというかホームランを期待されるときつい、といった話も出てはいますが、イグニッションの話は既出ですね。

・PS4 十三機兵防衛圏 (Amazon)
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まぁ本気は兎も角、任をハブり続けるアトラス(メガテンは誰もが忘れた模様)、PSで息を吹き返したヴァニラ、ポケモン以降何もない不甲斐ない任天堂にイライラしてるのは分かった